第31話

episode31
905
2019/07/09 14:03
次の日。
私達は岐阜を出て、静岡に戻った。
そんなこんなで、あっという間にGWが終わって。
五月病気味で、大学が始まった。
GW明けから、すこし大学の雰囲気が変わり始めた。
というのも他学部の女子に、
コソコソ話されたり、睨まれるようになった。
原因は、一瞬でわかる。

『あの子でしょ。しゃちょーの幼馴染って』

『ずるいよね。それだけで動画に出たり』
『畑のみんなとも会えて、東海オンエアとかとも』
『話せてるんでしょ!卑怯だよ』

『絶対、昔はそうでもなかったけど』
『有名になったからつるんでるとかでしょ』

『確かに。ありえる』
覚悟はしてたけど、少し怖い。
前までが平和すぎたのかな。
まぁ、少しの間は穏便にって思ったのに。
けんすけ
けんすけ
あなたちゃーん↑
あなた

けんすけくん。どうしたの?

そんな大声で叫ばれると。
目立つんですよ。
そもそも、どこから教室の情報を得たの。
なんて思っていると、
けんすけくんが学生証を渡してきた。
けんすけ
けんすけ
はじめさんの家に置きっぱだったよ↑
あなた

え、ほんとに。
ごめん。ありがとう。

そう言って学生証を受け取ると。
急に他学部の子達がこっちに来て。
肩に腕を回してきた。
それも、力強く。

『もう、あなたったら何してるの?』

『気をつけないと』

『けんすけさんですよね?』
『あなたからよく聞いてます』

『私大ファンなんです』

一言も話したことないのに。
何急に仲良しですアピールしに来てるのか。
後ろ、振り返りたくないな。
なんて思っていると、けんすけくんは
私の腕を引いて自分の方に持って行った。
けんすけ
けんすけ
この講義、俺もとってるから。
近くの席に座ってもいい?
知り合い、1人もいない↑
あなた

うん。いいよ。でも、
今までいなかったよね?

けんすけ
けんすけ
サボリ。
あなた

真面目な顔して言わない。
プリント見せてあげるよ。

けんすけ
けんすけ
ありがとう↑
そんな感じで、けんすけくんに
連れられ私は元座ってた所に移動した。
あなた

けんすけくん。
ほんとにこの講義とってるの?

あの場所から助けるために行っただけとか。
有り得るよね。
けんすけ
けんすけ
バレたか↓
あなた

やっぱり。助けてくれてありがとう。

けんすけ
けんすけ
あの子達と一緒なのはこの講義だけ?
あなた

うん。

けんすけ
けんすけ
じゃ、毎週この時間は俺ここに来るわ↑
あなた

いやいやいや。
それは悪いよ。

けんすけ
けんすけ
大丈夫だって、来ても寝てるから↑
あなた

あー。うん。

それならいいのかな。
いや、違う意味でどうかと思うけど。
ま、そのままこの日は講義に出席した。
けど、隣で普通に寝てて。
寝顔が可愛いと思った。

プリ小説オーディオドラマ