- 10月初旬
ピンポーン
あなた:……?はーい
凛々華:あなたおはよ!
あなた:!?お,お姉ちゃん……!?
- 今日は珍しく仕事がOFFだった
なのに何故か朝早くからインターホンが鳴って
誰かと思って外に出ると
お姉ちゃんが立っていた
あなた:ど,どうしたの……?
凛々華:あなた今日OFFだよね?
あなた:?う,うん………
- 大きな撮影も終えた中休みのようなもの
今日は部屋でゆっくりしようと思っていた
凛々華:よし!じゃあ出掛けよ!
あなた:え!?
凛々華:ほらほら支度して!
- お姉ちゃんに背中を押されてあたしは部屋に入る
お姉ちゃんは引こうとしなかったので
あたしは渋々着替えた
凛々華:はい!じゃあ乗って!
あなた:え?
- 支度を済ませると一緒に部屋を出た
正門には車が止まっていて
お姉ちゃんに促されてあたしはその車に乗った
マネ:久しぶりですねあなたさん
あなた:!お,おはようございます………
- 車の中には
お姉ちゃんのマネージャーさんが乗っていた
お姉ちゃんはあたしに続いて車に乗り込んだ
凛々華:じゃあお願いね!
マネ:はいはい
- お姉ちゃんの掛け声と共に車が走り出した
あなた:お姉ちゃん
凛々華:ん?
あなた:一体何処に行くの?
凛々華:着いてからのお楽しみ!
- お姉ちゃんはそう笑って見せた
一体何処に連れて行かれるの______?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。