第56話

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2020/08/22 08:01




















凛々華:あなた起きて,着いたよ




あなた:ん………

















- 仕事の疲れが溜まっていたのか

あたしはいつの間にか眠ってしまっていたようだ
















マネ:終わったら連絡してくれ




凛々華:了解!あなた行くよ!




あなた:え?





















- お姉ちゃんに手を引かれて車を降りた

辿り着いたのは______






























あなた:ッ……………!!



































" 稲荷崎高等学校 "























あなた:な,何でッ………




凛々華:今日文化祭なんだって!




あなた:文化祭………?

















- 確かに学校は普段よりも人で賑わっていた

正門には" 文化祭 "という

大きな看板が立てられていた

















凛々華:私一昨年行った時すごく楽しかったんだよね!




あなた:だ,だからって………!




凛々華:ほら行こ!ちゃんと変装して!














- そう言って渡されたのはあたしの帽子と伊達眼鏡

部屋で何か漁ってると思ったら

これを探していたのか____













凛々華:ほら早く行くよ!



























- あたしはお姉ちゃんに手を引かれて

" 10ヶ月ぶり "に稲荷崎高校の中に入った











































凛々華:稲荷崎( ココ )って文化祭力入れてるよね!




あなた:そうかな………?




凛々華:そうだよ!あ,でもあなたが今行ってる白鳥沢もすごそうだよね!


















- 普通に考えて

あたしと凛々華が此処にいるなんてバレたら

物凄い騒ぎになる

お姉ちゃんはその事をよく知ってるはずなのに____






















あなた:あ…………























- あたしは2年1組の前を通り掛かった

あたしが2年生で過ごした教室

そして隣の2組にはあの時侑くんがいた
























あなた:………懐かしいな………























- 良い思い出だけじゃない

もちろん辛い思い出もあった

けど久々に足を踏み入れた稲荷崎は

とても懐かしく思えた

























あなた:………あ…………

























- あたしは教室の中にいる" ある人 "を見付けた
























あなた:………お姉ちゃん




凛々華:ん?




あなた:ちょっと………話したい人がいる























- あたしがそう言うと

そうだろうと思って連れてきたと言わんばかりの顔で

お姉ちゃんは微笑んだ

























凛々華:行ってらっしゃい!



























- あたしは" 2年1組 "に足を踏み入れた____。












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