JM side
正直、
女がボディーガードなんて、ありえない
そう思ってた。
MV撮影の日に、
メイク直しをしてもらおうとして、
部屋に入った。
(メイク 💄)
お願いします!
良かった…、
このひとは、
メイクさんの中で1番優秀で、
大人しい感じの人だから、
メンバーも嫌ってはいなかった。
でも…
、
あいつは
ブラシから
カッターの刃を取り出して、
メイクさんを睨んでいた。
あぁ。
なんだ…。
まただ、。
どうせ裏切るんだ。
だから人は信じられない。
ちょっとでも信用していた俺達が
馬鹿だった。
"怖い"
というより、
"呆れ"
の方が、強かった____
頭が働かなくて、
ぼー、としていると
"ガチャッ"
メンバーが入ってきた。
それと同時に、
メイクさんが連れていかれて
メンバーも一瞬驚いた顔をしたけど、
すぐに
やっぱり、というかのように
"呆れ"、そんな顔をしていた
……、~
いつからだろう。
俺たちに、
こんなにも感情が無くなったのは
信じてみても、
どうせ、裏切るんだから、
だから
もう、
人は信じられない
もう二度と
それなのに、
なんでだろう、、
あいつの顔が
頭から
離れないのは
イム.あなた、、。
、
あいつは
なぜか
こんな
俺達を変えてくれる
そんな気がした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!