第5話

fifth.子供の私
543
2020/04/29 11:48
着信....



誰だろう



康二だ。
あなた

なに?

康二
今から会わん?聞いてほしい事あるんよね
あなた

電話でいいじゃん

康二
冷た!忙しいん?
あなた

忙しくはないけど....

康二
18時にいつものとこね
あなた

わかった




どうせどうでもいい話でしょ




女の話とかね








18時になって向かうと、
まだいない康二



大体いつも時間通りには居ない
あなた

今どこ?

康二
あーごめん、まだ家
あなた

はあ?帰っていい?

康二
ごめんって!なあ、うち来てくれた方が早いからそうせえへん?
あなた

めんどくさいんだけど

康二
本当ごめんて!ダメ?
あなた

まあ、いいけど

康二
さんきゅう!じゃあ待ってる




ここから康二の家は15分くらいだから遠くはない




でもあっちから誘っといて遅刻



いつもそうだった



時間守れない男って最低だよね




康二にはいつも振り回されてた





でも好きだったからずっと合わせてた




都合の良い女になってたんだよね。












着いてしまった.....


扉の前に着くと急に扉が開いた
康二
おーあなたお待たせ!入って!
あなた

うん...




ほんとにちゃんと用意してたの?



今起きたって感じだけど....





まあ相変わらずって感じ
あなた

話って?

康二
ちょっと待って!お腹空いたっしょ?俺ご飯作るからさ待ってて!
あなた

わかった






料理作ってくれたり、楽しい話してくれたりして、

何故か康二の空気に流されてしまう




直してほしい所いっぱいあるのに
許しちゃうんだよな....





新しい恋に進んでるはずなのに、


康二に会うと心乱されてしまう
康二
出来た!あなたなに飲む?酒しかないわ
あなた

康二と同じのでいいよ

康二
はーい!


こいつ、遅刻してるのに....






康二
じゃあ乾杯!
あなた

かんぱーい。いただきます

康二
いっぱい食べてや!
あなた

ありがと

こんな感じでいつも流されていく
あなた

で、話って?

康二
まあまあまあ、ちょっとあとで話すよ
あなた

ねえ、絶対無いやつじゃん

康二
あるって!




嫌と思うことがいっぱいあるはずなのに、


何故か楽しく話してしまう。



ダメだよね、私自身も強くならなきゃ。




でも話が盛りがあってしまい

お酒にも酔ってきた。
あなた

結構飲んでない?

康二
普通じゃない?酔った?
あなた

うん

康二
こっちのソファ座ったら?これ最近買ったんよ
あなた

そうなの?うわぁもこもこ

康二
やろ?気に入ってるんだ
あなた

いいね!



そう言って康二はさっきまでテーブル挟んで向かい側に座ってたんだけど、


ソファに移動したら隣に座ってきた
康二
あなた髪切ったっしょ。似合ってる
あなた

ありがと

私の髪を触ってくる
康二
あなたの匂い。懐かしい
あなた

やっ...//

康二
相変わらず首弱いよな
あなた

やめてよ

康二
さらさらしてて触りたくなっちゃった
あなた

康二だって、前と同じ香水つけてるじゃん

康二
そうやな。あなたが選んでくれたやつ




昔のことを思い出す



この香水って、一緒に買いに行ったんだよね


あなた

もう変えなよ〜

康二
ええやん。気に入ってるんだし
あなた

まあ、いいけど

康二
もう少し飲まない?俺さ昨日ケーキ作ったん、食べてや
あなた

相変わらず、料理好きだよね

康二
好きやな。



そう言って持ってきた康二



可愛いケーキ作ってるし



あなた

美味しい。

康二
あなたこれ好きだったよね
あなた

うん

康二
あなたが喜ぶ笑顔が好きなんよね俺
あなた

ふーん...//

康二
可愛い



てかさ....私たち別れたよね?



なんなのよ、いつも
あなた

ごめん、お手洗い貸して?

康二
こっち
あなた

うわ....!!ちょ、

康二
めっちゃ酔ってるやん。大丈夫?
あなた

酔ってない!

康二
いや、酔ってるで




トイレを借りた


康二、何もかわってないな...




優しいし、面白いし。
あなた

ありがと



トイレから出てきてぼーっとしてたら



気づいたら康二が目の前に
あなた

なに?ん....//や...




酔ってるせいで時間がゆっくり流れていく




私、康二にキスされてる?
あなた

やぁ..だ//



康二を押し返そうとすると


もっと激しいキスをされる
あなた

やめ...て...よ!//

康二
お前、そんな服で男の家来ちゃダメ
あなた

なに?普通の服だよ

康二
普通の服でも巨乳だから誘ってる様にしか見えへん
あなた

違う...!!ちょ、な!




康二から今までされた事ないようなキスをされる



なんかあったのかな?




いや、そんなこと考えてる場合じゃない
康二
あなた....




私の名前を呼ぶ


寂しい声で。
あなた

康二、なんかあった?




普通に話聞いてあげたいのに、



キスで何にも話せない





それより康二を止められない
あなた

やっ...康二やめて!





ベッドに押し倒される。




服を脱がされて、
今キャミソールだけになっている



ブラのホックも外される
あなた

んん....だめ...!!


胸を激しく揉まれる





やだ...こんなの好きじゃないよ....


あなた

康二、やだよ...泣

康二
あなた...
あなた

やめて....

康二の手が止まった
康二
ごめん、あなた
あなた

こんなの康二じゃないよ

康二
あなた、ごめん....俺...どうかしてた。
ごめんな。



服を着せてくれる
あなた

ねえ、なんかあったの?

康二
あなた....俺、あなたが好き
あなた

え?

康二
別れてからもずっと。
あなた

そうだったんだ。

康二
あなたが居なくなって俺、毎日楽しくなくて、今日久しぶりに会ったら自分の事抑えられなくなった
あなた

気づいてあげられなくてごめん

康二
あなた、俺とやり直さへん?
あなた

.....ごめんね、康二。私今好きな人居るんだ

康二
そっか....そりゃあそうだよな。俺から振ったんだし
あなた

康二はさ、子供じゃん!いつも自分が優先だから、そこ直してくれないとね!

康二
それはあなたに前から言われてる事やな。
あなた

今日も遅刻だし、私の気持ち考えずにキスして押し倒す

康二
遅刻はごめん
あなた

いや、キスに関しては?

康二
だって、あなたの身体ってさ、めっちゃ抱きたくなるんやもん。俺なにフェチか知ってるやろ?
あなた

巨乳?

康二
そ。だからあなたが悪い
あなた

だからそういう所だってば!

康二
そっか。服これで大丈夫?
あなた

なー!また揉まないでよ

康二
俺もっと頑張るから、次会ったときは絶対成長してるから待っといてや!





おかしいでしょ。




でもこういう子供っぽいところがずっと好きだったんだけどね。
あなた

今日は帰るよ。このまま一緒に居たらエッチしちゃいそうだから

康二
一緒にいよ!!俺とのエッチ好きやろ?



そう。康二はエッチすごい上手なの。
あなた

だめ!ばいばい!

康二
またな



危なかった。




私もまだ中身子供だよね。




結局女だって、そういう雰囲気になったら許しちゃうことばっかり。







康二のことクズ男とか言ってるけど、


自分もクズなんだよね。





好きな人がいるのに、
元彼とも会ってしまった
キスまでしてしまった




和也に
罪悪感で連絡が取れずにいる。



 

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