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第32話

願いが分からない少女 〜3〜
私に願いなんてあるのか?
天使に考えろと言われ、考えるものの願いはまだ見つかっていない。
友達が出来たから思い残すことはない。
私の余命付きの病気だってそういう運命。
その運命を曲げて、生きようとは思わない。
運命に身を任せるのが一番だ。
そんなことを考えながら、ふとリクトの方に視線を移す。
リクトも少し難しそうな顔をして何か考え事をしている。…だけど、何処か悲しそうな顔をしているようにも見えた。
月野 トウカ
…なぁ、リクト。
如月 リクト
どうした?
月野 トウカ
今日は午前授業だろ?だから、
放課後、ここ行きたい。
私はスマホに夕日が綺麗に見えると有名な崖の写真を表示させ、リクトに見せた。
如月 リクト
は?今日?
月野 トウカ
今日。
如月 リクト
土日とかじゃ駄目なのか?
月野 トウカ
今日。
凄い困惑の表情を浮かべるリクトを見る。
すると、リクトは諦めたように小さくため息をつくと…
如月 リクト
…説得したところで駄目だな。
分かった、いいぞ。行こう。
月野 トウカ
本当か!?ありがと!!
思わず、嬉しさにそう言うと私は笑う。
リクトは私を見て、少しだけ不思議そうな顔をすると、「どういたしまして。」と言って笑った。
リクトの笑顔は何か新鮮で面白かった。
放課後、電車に乗り、2人で崖へ。
着く頃には夕方で夕日が海に落ちようとしていた。
月野 トウカ
おぉ、綺麗だ。
如月 リクト
ああ…そうだな。
月野 トウカ
暗いけどどうした?
如月 リクト
遠かったから疲れたんだよ…。
まだこれから帰るし……。
月野 トウカ
まぁ、たまにはいいだろう?
ここは私が死ぬまでに1度でいいから、訪れてみたかった場所だった。
最期まで人生を楽しみたい。
余生を謳歌するのが私の目的だった。
如月 リクト
…あくまで"たまに"だけど。
月野 トウカ
ああ、"たまに"でいい。
その"たまに"が私にとっての思い出となる。
リクトにはたった1日でも、私には大事な1日となる。
月野 トウカ
…リクト、ありがとう。
如月 リクト
い、いきなりどうした?トウカ
らしくないな。
月野 トウカ
日頃からのお礼さ。
せめて隠して、そっと死のう。
私はそう決めると、少し笑う。
リクトは怪訝そうな顔で私を見たが、スグに「そっか。」と言い、微笑んだ。
月野 トウカ
じゃ、帰ろうか。
沢山写真を撮って、私達は電車に乗る。
夕日を見たその日は私にとっての最高の一日となってとても嬉しかった……。

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✨舞✨
✨舞✨
今年、受験生のため更新遅め(´;ω;`) 受験終わったら毎日更新する宣言しようか考え中! 僕の2周年記念にはどんな企画をしよう? まぁ、実行するのは受験終了後になるけど何かしらはしたいと思っている← 小さな幸せ、当たり前な日常。 そんな何気ない日々を大切にしたい僕です。 大きな幸せなんてなくていい、 何も無い退屈な日々でもそれこそが当たり前な日常で 小さな幸せなんだと思ってます。 《連載中》 『2年1組はたったの2人だけ』 『DEATH GAME 〜FINAL ROUND〜』 『報復学級』 『XXゲーム』雫ちゃんとコラボ✨ (火・土に雫ちゃん、木・日に僕が更新!) 雫ちゃんのはnovel/6s89qp+ 《超🐢更新》 『神は僕達を見捨てました』 『GAME OVER』 《予定》 『真の世界ヘ』(書き溜めしとく!) 《完結》 『DEATH GAMEシリーズ』 〜0〜「全ての元凶となったDEATH GAME」 〜1〜「これからDEATH GAMEを始めるよ!」 〜2〜「霧ヶ崎中学校卒業式編」 〜3〜「日本中を巻き込んだ生き残りゲーム」 〜4〜「DEATH GAMEは終わらない?」 他4作品 『学校閉鎖』『天才ゲーム』『僕の夢は未来の世界』 『下剋上教室』『下剋上教室 2学期』『元の世界へ』 前垢↪︎user/963ed3+ 専用タグ↪︎✨舞✨ ファンマ↪︎✨🌾 ※表紙は全作品転載可能か調査済 【書く専】\_(・ω・`)ココ重要! START→→→2018/01/27
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