そして、私たちの出番がやってきた。
…大きいステージにたくさんの観客がいる…
ヒカキン「はじめしゃちょーと、畑の皆さんでーす!」
はじめ、わたし、だいちぃ、たなっち、よーへー、トマトの順で歩いてく。
観客「はじめんの後ろにいる子って、彼女だよね?」
観客「お面外してる…」
観客「ってかフツーに可愛い…」
ヒカキンさんが上手に進めてくれたおかげで、無事出番が終わった。
はじめ「次が問題だからね!みんな、がんばろう!」
あなた「めっちゃ今更だけど、わたしお面つけなくてよかったの??」
はじめ「うん、いまのあなたは可愛すぎるからつけたらもったいない!」
よ、よくさらっとそんなこと言えるよね〜…
マネージャー「発表の時間です。スタンバイしてください。」
はじめ「みんな、いくぞ〜!」
一同「おー!!」
こうしてわたしははじめと手をつないでステージに向かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。