はじめside
…あなたちゃんと出会ったあの日、最初は可愛いなって思った。
でも、あなたちゃんと会ったり、やりとりしているうちに、どんどん好きになっていった。
それで、好きがいっぱいになって…
告白しようって、決めたんだ。
おいらの気持ちを、正直に、真っ直ぐに伝えようって。
振られるのは怖いけど、でも、伝えなきゃ伝わらないから…
あなたside
…正直、びっくりした。
はじめんが、わたしのことを好きだなんて…
はじめんが、こんなに真っ直ぐに、一生懸命気持ちを伝えてくれている。
…わたしも、言わなくちゃ。
はじめんが好きだって。
大好きだ…って。
…いわなきゃ。
はじめ「付き合って下さいっ!!!」
あなた「…わたしも、はじめさんが好きっ…!」
はじめ「付き合ってほ、ほんとう!?」
あなた「わたしでよければ、よろしくお願いします…!」
…この日から、わたしははじめしゃちょーの〝彼女〟になった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!