あなた「ううっ、ぐずっ、、」
檜山さんにハジメテを奪われた。。。
これは私にとって、非常に屈辱で。
あなた「なんで、っ、、ううっ、、」
涙が止まらなかった。
行為後、私は意識を飛ばしたようで。
目が覚めると、身なりがきちんと整えられていた。
でも……
それでも……
私は悔しくて、どうにも言い表せられなかった。
ただただ涙が出てくるばかりで。
ガチャ
颯太「あなたー?」
そんなのお構い無しと言わんばかりに内村さんが入ってきた。
あなた「っ、、」
颯太「どーお?檜山とヤッた感想は」
あなた「最悪に決まっているじゃないですかっ」
この人は何を言うんだ。
颯太「まあまあいいじゃーん、オトナの階段をのぼったってことでさあ」
あなた「い、いい加減にしてください!」
私は言い返した。
もう我慢の限界だ。
あなた「好きでもない人に犯される私の気持ち、、
皆さんにわかりますかっ、、!?」
内村さんは黙った。
でもすぐに口角を上げた。
颯太「…だまろっか♪」
ドサッ
あなた「いやっ!!やめてっ、!!!」
一瞬何が起こったか理解出来なかった。
私は内村さんに押し倒されたんだ。
颯太「だーいじょうぶだよ、犯さないからさ」
内村さんは手を私の目の前に見せると、
一本一本、指を妖しく動かした。
あなた「ひえっ、、、」
颯太「さっきはいっぱい喘いだでしょ。
だからつぎはぁ、、
いーーーーっぱいわらって?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。