🦁「俺にもさ、荒れてた頃があってさ」
🦁「最初は誰でもよかったんだよ、相手なんて。」
🦁「けれど、たまたま相手がいい意味ではずれでさ、どうやら俺はそいつに依存しちゃってさ」
🦁「それで付き合ったんだけど、それから付き合って2年経って相手の方が俺からだんだん離れるような素振りを見せるようになってさ」
🦁「ちょうど記念日の日にさ……」
🦁「他の男つくって逃げられたんだ……」
………そんな悲しそうな顔しないでよ
『……………』
『……泣かないで』
🦁「ッ!!」
てひょん君、泣かないで。
私はいつもみたいに馬鹿にされてもいいから
いつもみたいな てひょん君 がいいや。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!