『ん…………』
ゆっくりと目を開ける。
🦁「………………Zzz」
最初に目に入ったのは おっぱ でも誰でもなく
それは てひょん君 だった。
『てひょん……君……』
無意識に呼んでいた てひょん君 の名前は
すぐに彼に届いて
🦁「………大丈夫か?」
『へ……?』
予想外だった。
まさか、あんなに酷いことを言った私にそんなに 暖かい言葉 をかけてくれるとは思っていなかったから。
『うん、ここまで運んできてくれたの?』
そう、さっきから部屋の中を見渡すと、そこは会社内にある仮眠室だった。
🦁「ん」
こくん と 頷く てひょん君。
やっぱり てひょん君 は優しい。
どこまでも私の憧れであって
良い同期の友達みたいな
『ありがとう……』
🦁「別に……」
そう言ってすぐに目線を私から外す てひょん君 。
きっと てひょん君 も気まずいんだろうな
『それじゃあ、私仕事に……』
そう言って 体を起こすと
🦁「!!」
びっくりした顔をする てひょん君 。
『?』
🦁「お前のそれ……」
『え?』
🦁「その傷どうしたんだよ……」
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《たるぎのおはなし。》
今日は何としてでも起きていなければ……((は
とりあえず 12時 までは絶対起きています((は
なんでかって?
それは……
察して♡((は
by たるぎ🐰
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。