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2021/07/29

第6話

第1章chapter2 エルフの泉
謎の青年2人に村の1番奥。少し高い位置に作られた家へと案内された5人。
アマリザ
アマリザ
おとん〜
わかゔぁ
わかゔぁ
族長、ちょっと話が〜
2人に続き家に入ると目の前には大柄で立派な髭を生やしたヴァイキングが石でできた椅子にどっかりと腰を降ろしていた。
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
ん?おぉ、アマリザこんな時間になんじゃ?まだ見張りの時間じゃろ。わかゔぁまで…どうした?…その後ろのヤツらは?
アマリザ
アマリザ
それが、カクカクシカジカ…。
アマリザと呼ばれたヴァイキングの青年が先程起きた出来事の説明をする
アマリザ
アマリザ
…て。言う事
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うぅむ。事情は分かった。
して。像は、メコイスの像はどうした
わかゔぁ
わかゔぁ
ここです
わかゔぁと呼ばれた狩人がタローから預かった像を族長に手渡す
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うぅむ。確かにコレは間違いなくメコイスの像。…旅の者よ、主らこれを何処で手に入れた?
こたつ
こたつ
あ。えぇと。
昨日、岩場の洞窟に住み着いていた盗賊団を訳あって討伐したんですけど、その盗賊団のお頭のトロールが持ってたんです。俺達にはこれがなんの像なのか分からなくて取り敢えず拾っておいたんですけど…。これが大切な物だったなら謝ります。すいません…。
膝をつき、頭を下げるこたつ。
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
まてまて、頭を上げろ。
こちらこそ手荒な真似をしてしまったようですまなかった。無礼を詫びよう。
……うぅむ。じゃが困ったのぅ。
タロー社長
タロー社長
ど、どうかしましたか?
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うむ。お主らが届けてくれたこの像はメコイスの像と言って我らドワーフの村とこの山の麓にあるエルフの村との交友の証。大切な宝なのじゃ。代々、ドワーフ族が守って来たのだが先週、モンスターの襲撃にあった際に持ち去られてしもうての。
こたつ
こたつ
そのモンスターと言うのは、トロールの?
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
いや、リザードマンと言う種族じゃ。奴らは空を飛び、口から火を吹き、村を襲いおった。その際に持って行かれたはずなのじゃが…。
わかゔぁ
わかゔぁ
なんで、そのトロールが持ってたんでしょう…
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うぅむ…。分からん。じゃが村人はその襲撃のせいで色々と敏感になっておっての。よそ者がその像を取り返したと言っても、はいそうですかと信じられなくなっておるじゃろう。…本当に申し訳ないが直ぐに村を出てもらう方が良いかと思うのだが
こたつ
こたつ
ま、まって下さい!。えっと、別にお礼が欲しい訳じゃないんですけど、仲間の武器が壊れてしまってて…。その武器だけでも修理できませんか?
ゑむ氏
ゑむ氏
こたつ……
わかゔぁ
わかゔぁ
………
アマリザ
アマリザ
………
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うぅむ。そうしてやりたいのは山々なんじゃが今の村人を説得するにはいくらワシでもかなり骨が折れる。その間に恩人の主らに怪我をさせる訳にもいかんし…
わかゔぁ
わかゔぁ
…族長。提案があります
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
ん?なんじゃ?
わかゔぁ
わかゔぁ
俺の村の森の奥にあるエルフの泉。
その泉の水を使えばこの人達が嘘をついていないと分かります。俺が水を汲んでくるのでそれを使って村人に証明してください
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
おぉ、なるほど。確かにあの泉の水は真実を写す効果があると聞く。
でかしたぞ、わかゔぁ。
…じゃが、あの森には最近良くない噂があるじゃろう。お主1人で行くには危険じゃ。それに、汲んでくるまで村人が黙っておらんじゃろう。そうなればこの子らにも危険が及ぶ。
……………よし。こうしよう。
族長は少し考えた後、申し訳なさそうにこたつ達に1つの提案をした。

この村にこたつ達の内の何人かが捕虜として残り、残りの人はわかゔぁ(案内役)と一緒に泉の水を汲みに行く。という提案だった。
こたつ
こたつ
……分かりました。確かに現状、その方法しか無さそうですしね。ただ、捕虜の人には一切乱暴な事はしないと約束してくれるなら
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うむ、その辺は安心してくれ。
…ただ、捕虜というからには檻には入ってもらう。なに、その他は何もせん。拘束も何もしない。飲食も自由じゃ、どうじゃ?
タロー社長
タロー社長
その辺は仕方ないか……。
分かりました。
問題は誰が捕虜になるかやな。
ゑむ氏
ゑむ氏
じゃあ、俺が。
武器もないしな、ついて行っても
足でまといになりそうや
こたつ
こたつ
……分かった。じゃあ俺も残る
ゑむ氏
ゑむ氏
え、なんでや捕虜なら1人で充分やろ
こたつ
こたつ
そーゆー問題ちゃう。
族長さん達を信じてない訳じゃないけど
女の子1人で捕虜なんかにさせられんやろ?
タロー社長
タロー社長
かっくいいじゃん こたつぅ!
んじゃ、こっちは俺らに任せろ!
こたつ
こたつ
おぅ。頼んだぞ
こうして決まったチームは

捕虜……こたつ、ゑむ氏
見張り……アマリザ

泉班……わかゔぁ、タロ社、enn、音羽

となった。
ヴァイキング族長
ヴァイキング族長
うむ!決まったようじゃの!
すまんがワシは村人に説明がある。見送りには行けんがワシの工房でしっかりと準備してから行くといい。
わかゔぁ
わかゔぁ
ありがとうございます。
よし。行くぞ、こっちや




□□□



わかゔぁに連れられ地下の工房で準備を整え、まずはエルフの村へ向かう山を降りる。



音羽
音羽
あ〜。折角登ったのにまた降りるんか…
enn
enn
しゃーないやろ、これもゑむ氏の為や
音羽
音羽
分かってるよ〜。……にしても、なぁ。わかゔぁって言ったっけ。
君、エルフの混血種ハーフやんな?
なんでドワーフの村の門番に?
わかゔぁ
わかゔぁ
…話したら長くなるんで。この一件が落ち着いたら話します
タロー社長
タロー社長
後さ。もう1個気になるんやけど、あのアマリザって子もわかゔぁも割と若いよな、何歳よ?
わかゔぁ
わかゔぁ
…20歳ですけど
タロー社長
タロー社長
わーぉ、やっぱり歳下か。
俺は23!
音羽
音羽
てことはennちゃん最年長やな(笑)
俺は22!
enn
enn
さらっといらん事言うな(笑)
あたしは25
タロー社長
タロー社長
んで〜?今から向かう森ってのはそんなに危険な場所なん?
enn
enn
いや、話変わるの早っ!
わかゔぁ
わかゔぁ
いえ、普段は穏やかで静かな森なんですけど…最近になって見た事ないモンスターが出現する様になってしまって
音羽
音羽
見た事ないモンスター?
わかゔぁ
わかゔぁ
はい。何か主にナメクジみたいなやつとか、スライムみたいなやつですね。そのせいで森が汚れてしまって、俺の村の狩人ハンターが駆除してるんですけど、何せエルフ族は争いをあまり好まない種族なもので…。正直困ってるんですよ
enn
enn
なるほど…でも原因は一体なんなんやろう。
モンスターが急に出没する様になるなんて、そんな事、普通はないはずや
わかゔぁ
わかゔぁ
その原因を探る事も含めていま狩人ハンターが時々見回りに行ってるんですけどね…。

あ、あれです。アレがエルフの村。
話している内に山の麓にあるエルフの村に到着した。早速、中に入りエルフの長にわかゔぁが事情を説明する。
わかゔぁ
わかゔぁ
カクカクシカジカ。で、これから泉に向かおうと思います
エルフの長
エルフの長
なるほど。話は分かりました。
ドワーフの長が言うなら信用出来るでしょう
……いいでしょう。森に入る事を許可します。
もう既にわかゔぁから聞いているかも知れませんが、森には最近になりモンスターが出没しています。どうか、お気をつけて…
タロー社長
タロー社長
ありがとうございます!よし、行くぞ!




□□□









enn
enn
POISONSHOWER-ポイズンシャワー-!!
音羽
音羽
AQUABALL-アクアボール-!!
わかゔぁ
わかゔぁ
うぉりゃ!!(大きいブーメランを投げる)
タロー社長
タロー社長
ほい!回復!
暫く森を歩き、何度かモンスターに遭遇するも魔法とわかゔぁの武器による全体攻撃で難なく倒していく。タローは木の影が多く薄暗い森では上手く影が操れないので遠くからアイテムで回復する事でアシストする。
わかゔぁ
わかゔぁ
これで終わり!! バシュッ!!
最後にわかゔぁが放った矢がモンスターの急所を射抜く。
タロー社長
タロー社長
ふぅ。1匹1匹は弱いけど数が多いと
ちとしんどいな
音羽
音羽
それタロ社が言うんや(笑)
enn
enn
あんた回復しかしとらんやろ(笑)
タロー社長
タロー社長
ごめんて(笑)、こう影が多いと上手く操られへんねん
わかゔぁ
わかゔぁ
まあまあ…冗談もその辺にして
もうそろそろ泉が見えて来ますよ
森から抜けた先、そこには綺麗な泉が





ーーーなかった。











わかゔぁ
わかゔぁ
え……。なんで…どうゆう事や…コレ…
わかゔぁは動揺を隠せずにいた。

それもそのはず。
タロー社長
タロー社長
泉が…枯れてる…
そこにあったのは枯れた泉に、周辺に倒れた木々。怯える動物達。
enn
enn
なんで泉が…それに何?木も倒れてる…
???
ゔぁ……くん…
わかゔぁ
わかゔぁ
!?、なすび!?。どこや!!
わかゔぁが微かに聞こえた声を頼りに近くの薮に入って行く。そして腕にエルフの女の子を抱えて戻って来た。
タロー社長
タロー社長
わかゔぁ、その子は?
わかゔぁ
わかゔぁ
俺の彼女のなすびです
…なすび、何があったんや
なすび
なすび
えっと…
なすびの話によると


お昼頃、村で使う野草と木の実を取りに森に入った時。森の奥、泉がある方角から怯えた様に動物達が逃げて来た。不思議に思って泉に行ってみると、今まで見た事がない程物凄く巨大なスライムが泉で暴れており、思わず逃げようとしたら、その巨大スライムが呪文を唱え、その瞬間泉が枯れてしまった。そしてそのスライムは泉に残った僅かな水に溶けて姿を消した…という事だった
わかゔぁ
わかゔぁ
巨大なスライム…
enn
enn
もしかしたら森におったモンスターとも関係あるかもしれんな
タロー社長
タロー社長
んーー。でもどうするよ?
そのスライムが唱えた呪文のせいで泉が枯れたんやとしたら、スライムを倒せば呪文は解除されるはずやけど……退治するにも何処におるか分からんぞ…
わかゔぁ
わかゔぁ
そうですよね…
頭を抱え、うつ向くわかゔぁの肩を誰かが叩く。
音羽
音羽
ちょいちょい、待って
まだ諦めるのは早いぞ、ここは俺に任せて
そう言うと音羽は枯れた泉に入り、僅かに残っている水触れた。
タロー社長
タロー社長
…なに?何してんのあれ
enn
enn
しーっ…。静かに。
(小声)音羽はウンディーネの混血種ハーフやねん。水脈を辿る事もできる。水の事に関しては音羽に任せるのが1番なんよ。
ここは任せよ
ennの言葉にタローとわかゔぁは静かに頷き、音羽の動向を見守る。
音羽
音羽
…………ふぅ。…なるほどね
音羽が水から手を離して立ち上がった所で声をかける
enn
enn
音羽。何かわかった?
音羽
音羽
うん。とりあえず、この泉が枯れた原因は呪文じゃなくて呪いの類やと思う。ただの封印呪文じゃなさそう。後、ここの地下深くに空洞…多分地下洞窟になってるんやと思う。そこに気配感じた。
多分…スライムはそこにおる
enn
enn
さすが音羽。そこまで分かれば充分よ
……問題はどうやって地下に行くかやな
なすび
なすび
あ…そういえば
わかゔぁ
わかゔぁ
どした?
なすび
なすび
うん。おばあちゃんから聞いた話なんだけど、この泉の近くに元々エルフ達が住んでいた村があって、その村の井戸は泉の水を引いてたらしいの。多分もう枯れちゃってると思うけど、もしかしたら地下で繋がってるかも…
わかゔぁ
わかゔぁ
うーん。望みは薄いけど…今はそれに頼るしかないか…。なすび、その村って何処にあるか分かるか?
なすび
なすび
うん。案内するよ!こっち!
わかゔぁ
わかゔぁ
助かる!皆、こっちです!
□□□




泉からまた暫く歩くと、村があったであろう場所にたどり着く。所々、エルフが住んでいた形跡、バケツや崩れた家の壁があったが、どれもこれも苔むしていた。そして村の奥に井戸を見つけて覗き込む。



タロー社長
タロー社長
お〜。これかぁ。中々深いな…。
わかゔぁ
わかゔぁ
でも行くしかないです
タロー社長
タロー社長
わーかっとるよ!……よし、ロープかけて…ん、コレで大丈夫や。後は…
井戸の底に降りる為、近くの丈夫そうな木の幹にロープをしっかりと括りつけ、井戸の中へと垂らす。そして道具袋を探り…
タロー社長
タロー社長
あった、あった。これこれ!
タローが取り出したのは木の棒の先に空き瓶を括り付けた物だった。しかもその空き瓶には何やら黒い虫が数匹入っている
音羽
音羽
うぇっ!?な、何それ?虫!?
enn
enn
あー、電気蛍-デンキボタル-!
なるほどね、これなら洞窟も進めるな
音羽
音羽
ennちゃん、何でそんな冷静なん…?
で、電気蛍ってなに?
わかゔぁ
わかゔぁ
電気蛍は軽い衝撃を与えると全身が光る虫なんです。俺らの村でもよく松明替わりに使ってます。エサと水さえあげれば結構長生きしますしね
音羽
音羽
へぇ〜…
タロー社長
タロー社長
よし、準備も整った所で降りてみるか!
わかゔぁ
わかゔぁ
あ、待ってください…。
なすび、お前どうする?1人で帰れるか?
なすび
なすび
え、えーと…。
enn
enn
なすびさん。無理せんとき?あんな事あった後やから怖いよね。
……よし、ちょっと待ってな
ennが手に持っていた杖で魔法陣を描き出した。
エビル
エビル
ケケケッッ
するとその魔法陣からはennの使い魔。エビルが3匹飛び出した
enn
enn
エビル達。この子、なすびちゃんを村まで送ってあげて。ちゃんとモンスターから守るんだよ?わかった?
エビル
エビル
ケケッ!
エビルは一声鳴くと、1匹は右手、もう1匹は左手を繋ぎ、最後の1匹はなすびの頭の上に乗った。
なすび
なすび
ふふっ…。可愛い♡。ありがとうございます。エビル達もありがとう。よろしくね!…じゃぁゔぁくん。…気をつけてね
わかゔぁ
わかゔぁ
おう、任せろ(笑)お前も気つけろよ
なすび
なすび
うん
タロー社長
タロー社長
よっし!今度こそ降りるぞ!(笑)
早く泉を戻さんと!
なすびとエビル達に見守られながら井戸の底に降りて行く。そして降り立った井戸の底。濡れた地面と岩壁。そして奥まで続いている洞窟があった。
タロー社長
タロー社長
おー、確かに洞窟みたいになっとるで
わかゔぁ
わかゔぁ
この先が繋がってればいいんですけど…
enn
enn
待って、今音羽が探ってる
音羽
音羽
…………。うん、この先、そう遠くない所に気配がある。着いてきて
洞窟の奥に巨大スライムの気配を感じた音羽。
その気配を頼りに4人は洞窟に足を踏み入れた。