第42話

新しい生活。
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2020/09/11 10:42
ハナの仕事が本格的に始まった。

有名なTV局だということもあって

ハナはなにかと新しい受付嬢として

取り上げられることが多かった。





実家暮らしの時よりも

忙しい生活だったけどとても充実していた。




ヒロミともTV局で会うことも会ったが

大体はハナがヒロミの帰りを

ヒロミのマンションで待っていた。





ハナは料理が好きでとても得意だったが

ヒロミは料理や洗濯、掃除など

家事全般をハナにはさせなかった。

そんなつもりで

ハナを家で待たせてる訳ではなかったからだ。










Hiromi
Hiromi
ハナ?
今日ちょっと早く帰れそう。
Hana
Hana
えっ!そうなの?
今日は遅いと思って
たまには自分のマンションに帰ろうか
迷ってたんだよね。w
Hiromi
Hiromi
たまには外でご飯食べる?
Hana
Hana
えー、、危なくない?
パパラッチ。。
Hiromi
Hiromi
大丈夫(^^)
二人は珍しく外でご飯を食べることに!

ヒロミは芸人には珍しく

常にパパラッチに追われてるいるため

滅多に一緒に外出できることがなかった。

だからハナは嬉しくてたまらなかった!





ヒロミが指定したレストランの個室で

ハナはヒロミを待っていた。






Hiromi
Hiromi
📲ハナ?もうついてる?
Hana
Hana
📲うん♡着いてるよ!
Hiromi
Hiromi

📲ホンマ悪いねんけど、、
打ち合わせ入っていけなくなってしまった。
Hana
Hana
📲あっ、そうなんだ。わかった!
OKだよ。
Hiromi
Hiromi
📲マンションで待っててくれる?
Hana
Hana
📲うん!待ってる♡
Hiromi
Hiromi
📲先寝ててもいいから。遅くなりそうやし。
Hana
Hana
📲うん♡
Hiromi
Hiromi
📲ほんま、ごめんな。
Hana
Hana
📲んふふ。がんばってね!
ハナは笑顔で電話を切った。

ヒロミが気にするのが嫌だった。

芸能人と付き合うってこういう事。

ハナは忙しく働くヒロミのそばにいられるだけで

幸せだった。

そしてそんな自分に驚いていた。

自分は本当にヒロミが好きなんだなぁと

改めて感じた。





マンションに着いて、

夜景を見ながら

ハナは広いバスタブにゆっくり浸かっていた。

少し前までの生活からは

考えられない景色を今見ている。






「幸せ。」






思わず言葉にしてしまった。





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