第33話

幸せな朝。
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2021/09/17 06:20

ヒロミのマンションで朝を迎えた。






ヒロミは腕の中で眠るハナの寝顔を眺めていた。

とても幸せだった。

なんだこの幸福感は。

愛する人を抱くという事はこういう事なのか。





本当に本当に愛おしかった。







ハナが目を覚ますと

ハナを見つめていたヒロミと目があった。
Hana
Hana
お、おはよ。
恥ずかしそうに、小さな声でハナが言った。
Hiromi
Hiromi
おはよ(^^)

寒いから、おいで。
ヒロミの腕にすっぽり包まれて

ハナはなんとも幸せすぎる朝を迎えた。
Hana
Hana
ひぃちゃん。

幸せ。
Hiromi
Hiromi
僕も。
2人はそのまま愛し合った。

もう離れなれられなかった。




ハナがお風呂から上がると

ヒロミが「おいで。」と

自分の股の間にハナを座らせ

ドライヤーで髪の毛を乾かしてくれた。





ヒロミもハナも最高に幸せだった。





嬉しそうにするハナが可愛くてたまらなかった。







Hana
Hana
ひぃちゃん♡ありがと。
Hiromi
Hiromi
昨日とさっきのお礼♡
Hana
Hana
足りないよ?
Hiromi
Hiromi
あはは。
こいつ〜
ヒロミはハナを思い切り後ろから抱きしめた。






あんなに家族が好きで、

大阪が好きだったハナが

もうこのままヒロミと東京に行きたい。

と思ってしまうくらい、

ヒロミにメロメロになっていた。






Hiromi
Hiromi
ハナー?
Hana
Hana
んー?
Hiromi
Hiromi
手出して。
Hana
Hana
えっ♡
Hiromi
Hiromi
早く(^^)
Hana
Hana
はいっ♡
チャリンッ





ルームキーがハナの手のひらに落ちた。
Hiromi
Hiromi
この部屋の鍵。
もっとき。
Hana
Hana
えぇっ♡
Hiromi
Hiromi
持っておいて(^^)
なくすなよ〜
Hana
Hana
いいの?
Hiromi
Hiromi
もうそう言う仲やん(^^)w
両手で顔を覆うハナをみて優しく笑う。
Hiromi
Hiromi
うそうそ(^^)
いつでも来てていいよ。
僕がいない時でも。
Hana
Hana
嬉しいなぁ♡

ありがとう。
Hiromi
Hiromi
ハナ…


ヒロミはハナの笑顔に吸い込まれるように

思わずkissをした。

可愛い。愛おしい。

そんな感情が溢れ出していた。






一緒にお昼を食べた後、

ヒロミは午後から仕事のため東京に戻った。






マンションに1人残ったハナは

ハッ!とコウキのことを思い出した。






携帯を見るのも忘れていたが、

昨日体調不良を理由にDinnerを断ったまま。




やばい…





携帯をみてびっくりした。






コウキからの着信とLINEでいっぱいだった。






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