第26話

年越し。
102
2019/12/04 06:28
大晦日。




TVでヒロミを見ない日がないくらい

ヒロミは超多忙の日々を送っていた。

TVでは観るのに、連絡はない。






xmas、コウキに抱かれた時いだいた感情が

ハナは忘れられず、

戸惑っていた。



その時、電話がなった。

ヒロミからだった。
Hana
Hana
もしもし?
Hiromi
Hiromi
ハナ!
やっと繋がった!

携帯の電池無くなったのに
充電する暇も無く飛び回ってた!

今やっとロケバスで充電出来て、
すぐかけた。

Hana
Hana
ひぃちゃん…涙
Hiromi
Hiromi
ハ、ハナ…?!
どっしたん?
Hana
Hana
う…うぅ…涙
Hiromi
Hiromi
ハナ?泣いてんの?w
Hana
Hana
うぅぅぅ…涙
Hiromi
Hiromi
あははw
Hana
Hana
もぉ〜寂しかったよぉ!
Hiromi
Hiromi
同じく。
Hana
Hana
本当に寂しかった…
Hiromi
Hiromi
わかった。
逢いに行くわ。今日。
Hana
Hana
え、無理でしょ?
大晦日だよ?
Hiromi
Hiromi
年越し一緒にしよ。
Hana
Hana
えっっ!できるの?
Hiromi
Hiromi
うん。できる。
朝またすぐ出なあかんけどw
Hana
Hana
うれしい…
待ってる。待ってるよ。
Hiromi
Hiromi
必ず行くから。
ハナは嬉しくて舞い上がった。

毎年年越しは家族で過ごすと決まっているが

今日はもういい!そんな事言ってられない!

そんな気持ちでいっぱいだった。







カウントダウンまで後2時間。

ヒロミから近くに来ていると連絡があり、

母に話し、外出を許してもらった。







家の近くでヒロミが車を停めて待ってた。







ハナは運転席の窓ガラスをトントンとノックし

笑顔で覗いた。

窓ガラスが開いた。




Hiromi
Hiromi
元気?☺︎
Hana
Hana
ひぃちゃん…涙
Hiromi
Hiromi
あははw
泣くな泣くな。
そんなに?w
Hana
Hana
めっちゃ寂しかった…涙
Hiromi
Hiromi
ハナ。
相変わらずかわいいね。
Hana
Hana
あ、ありがとう。
Hiromi
Hiromi
あははw
そこは認めるんやなw
ハナを乗せて、

向かった先はヒロミのマンション。

手料理を食べたい。とヒロミがお願いしていた。






マンションに着いた瞬間。

ヒロミはハナを後ろから優しく抱きしめた。
Hiromi
Hiromi
やっぱり…
料理はいいや。
しなくていいから、そばにいて。
Hana
Hana
ひぃちゃん…。
ハナはクルッと振り返り、
後ろから抱きしめるヒロミの胸に飛び込んだ。




そのあと




そっと優しくkissをした。

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