大晦日。
TVでヒロミを見ない日がないくらい
ヒロミは超多忙の日々を送っていた。
TVでは観るのに、連絡はない。
xmas、コウキに抱かれた時いだいた感情が
ハナは忘れられず、
戸惑っていた。
その時、電話がなった。
ヒロミからだった。
ハナは嬉しくて舞い上がった。
毎年年越しは家族で過ごすと決まっているが
今日はもういい!そんな事言ってられない!
そんな気持ちでいっぱいだった。
カウントダウンまで後2時間。
ヒロミから近くに来ていると連絡があり、
母に話し、外出を許してもらった。
家の近くでヒロミが車を停めて待ってた。
ハナは運転席の窓ガラスをトントンとノックし
笑顔で覗いた。
窓ガラスが開いた。
ハナを乗せて、
向かった先はヒロミのマンション。
手料理を食べたい。とヒロミがお願いしていた。
マンションに着いた瞬間。
ヒロミはハナを後ろから優しく抱きしめた。
ハナはクルッと振り返り、
後ろから抱きしめるヒロミの胸に飛び込んだ。
そのあと
そっと優しくkissをした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!