第18話

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2020/07/03 15:13
泣きじゃくりながら走った

もうどこをどう走ったのか覚えてない

亮ちゃんが私の盾になって

それから鬼がぶわぁって亮ちゃんにかぶさった


照「あなたっ!!」


がしっと腕が掴まれて

ドアの中に引き込まれる


照「よかった。生きてた。」


辰哉「よく逃げ切ったな」


2人に抱きしめられてわんわん泣いた

それで察してくれた

亮ちゃんはもう戻ってこないと


辰哉「あとは目黒とラウールを待とう」


照「ここは本当に安全だから」


照が優しく私の頭を撫でた


辰哉「ここ警備室なんだろうね」


ガチャガチャと音が鳴って床にころがったのは

小型の拳銃が3つ


辰哉「1人ひとつ持っておこう。持ってて損は無いから」


ケースに入れてそれを腰からさげた


照「絶対来るから待ってよう」


優しく照が微笑んだ

それからどれくらい経ったのだろう

2人は現れることは無かった

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