1つのサイトが目に入った
「リアル、オニゴッコ・・・?」
照「なにそれ?」
隣にいた照が私の携帯を覗く
「都市伝説なんだけど、死ぬまで町から出られないって。」
翔太「死んだら終わりじゃん。どういうこと」
涼太「ほかの脱出方法があるかもよ」
私はサイトを上から下まで読んだ
どれも都市伝説として扱われていて
脱出方法はそれぞれだ
でも
「死ぬしかないみたい。鬼に殺されるか、私たちが殺し合うか」
康二「嘘やん・・・」
涼太「鬼を全て殺すとかは書いてない?」
「特にはないね・・・」
重たい空気が流れる
大介「都市伝説だからね!まぁあくまで伝説だからさ、なんか方法あるかもよ?」
突然の明るい声
それはさっくんの提案だった
大介「ひとまず、捕まらないこと。それから、鬼を1匹ずつ殺していこう。」
「なんかのアニメでみたの?」
そんな的確な指示ができるのが不思議だった
大介「いや、アニメみたいだなーって思うだけ」
にひひと笑った彼を見て
みんなで決意した
照「とりあえず生き残ろう。話はそれからだ」
辰哉「大人数で行動するより、少人数の方が動きやすいからグループつくろう」
涼太「武器とか見つけないとね」
そう言った時
ガラスが叩かれた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。