バキバキバキと何かが勢いよく破られた
みんなはびっくりして部屋の隅に固まる
みんなの前には照とふっか
私はラウを抱きしめて守る
康二はそんな私に抱きついている
メキメキと音を立てながら現れたのは
さっき涼太に化けていた鬼だった
「しょぴを殺したやつ・・・」
怒りの感情が暴れ回る
こいつを同じ目にあわせてやりたい
康二の背中から銃を取り
「耳塞いで!!!」
大きな声でみんなに耳を塞ぐよう支持して
みんなが耳を塞いだのを確認して
ドンッと1発
心臓に命中させた
照「逃げるぞ!!」
照の声で窓ガラスをぶち破り外に出た
ラウ「家の中に来ないって言ってたじゃん!!!」
ラウが叫ぶと
家の中からあいつが出てきた
「っ!なんでっ?!」
私がそう言うと
康二が振り返った
康二「うわぁあ!!」
振り返った時
足がもつれて康二が転んだ
みんなの足が止まる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。