数分後
さとみさんの家……だっけ、?
あ、合ってた。
さとみさん…
そーだったんだ。
数ヶ月後
ころんくんが活動復帰してから数ヶ月経った…ある日
いきなりどうしたんだろ…
ころんくんは、それだけを言って……
僕の中から……消えた……
っと、その時の僕はそう思っていた…
さとみ宅
僕は、さとみさんのところに行った…
“いなくなった”
その後、ななもりさん達の家を周り言いに行った。
“ころんくんがッ……いなくなりましたッ…”
自宅
なんで、言ってくれなかったのッ…?
カサッ
なんか、当たった、?
瑚盧くんへ!
ちょっと体借りてこのお手紙を書いてます!
僕、みんなとまた一緒に活動できて楽しかった!
本当に、ありがとね。
みんなに、伝えて、僕はもう死んでて本当は存在しない存在だから!
悲しまないで?ってw
それに、すぐ…会えるから、ね?w
だから、少し待っててね…。
ころんより
僕が寝てる間に書いてたんだ…
それに……
わかんない…
そう…だよね、?
また、会えるのを……
またまた数ヶ月後
(※瑚盧寝てます。)
うそだ……嘘だ嘘だ嘘だッ…!!!
なんでッ…?消えたはずじゃッ…!
それよりも……なんでッ…
“僕、血だらけなの?”
え、?どう言うこと…?
左腕がッ……ざっくり切れてるッ…
血が……止まってない…
喋れなくなった?!
ころんくん……なんで…
え…?
みんなって、まさか……
おかしい…こんなの間違ってるよ……
でもッ…体が、言うこと聞かないッ…
さとみさん…
ころんくん…?なにするつもりなのッ…?
やめてッッッッッ…!
あと……5人?
ガチャ
莉犬さんッ…
るぅとさんッ………
さとみさんは、もうッ……
ジェルさんッ…
ななもりさんッ……!
え…?
……みんな、死んじゃった、
なんで、こんなことをッ…!
……誰だろ、僕?かなッ…?
喋れる…
どう言うことッ…?
なんで、泣いてるのッ…?
なんでッ…どうしてッ…?!
視界が…歪んでる…
ここは…
お母さん…
強盗って、なに、?
なんで、?
殺したのはッ………
そうだ…
そんな……夢じゃッ…なかったんだッ…
退院して家に帰りころんくんの手紙をよく見たら…2枚あった…
これ、気づいた?気づいたら…絶対読んで。
あのね、みんなに言ってないことがあったんだ…
魂って…長い間現世にいると、悪霊になっちゃうんだ…
だから、僕がおかしくなったら…ごめんね、
それと、僕…少し休むね。だから、少し待ってて。
以上wまたね〜w
気づかなかったッ……
今更……遅いよッ…
あの日から、数年経っても…
あの光景が…僕を蝕んでく。
そして、僕の体はあの日を境にどんどん良くなった。
あの事件は……
僕が貧血で倒れた後たまたま入ってきた強盗が
ちょうど帰ってきた両親に見つかり通報され…
この殺人もその強盗がやったこととなり…
強盗殺人っという罪でその強盗は捕まったらしい。
あの時…なにもできずに…ごめんなさい…
僕は……あなた達との楽しかった思い出は、忘れません。
どうか、天に行っても…皆さんで、仲良く…して下さい、
今回のことは…誰もッ…悪くないのですからッ…
もう、二度と同じことが起きない様に………
そう、聞こえた気がした……
Fin
(3487文字でした……過去1長いw)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!