第3話

#2
515
2023/09/16 16:41





今日は休日


そしてリリイベもあった



だが私は1日中家に居た
推し離れ、しないといけないから。


梨花からどうしたの!?なんてLINEも来てたけど


一旦体調不良ってことにしておいた


休日に1日中家にいるなんて滅多にないから
暇すぎて体が疼きはじめていた


あなた
久しぶりに自炊でもするか、


ってことで外出
普段は来ない少し遠めのスーパーにやってきた
カレーでも作ろうかな、なんて材料を買って店を出る

もうすっかり暗くなって夜風が気持ち良い
一駅分歩くかー、

街灯に照らされる道



そんな時だった
…ねぇ、
後ろから腕を引かれるのがわかった
あなた
ちょっと、やめてください、
そう言うとごめん、と離れる手


案外あっさり?と思った瞬間だった
あなた…やんな…?

後ろで呼ばれる自分の名前
声に聞き覚えがあり、はっとして後ろを向く
やっぱそうや、あなたや
あなた
……壱馬…くん?


目の前には今日自ら会いに行くことをやめたはずの

壱馬くんが立っていた

壱馬
…今日、梨花ちゃんあなた体調悪い言ってたけど大丈夫なん?
あなた
それ、嘘だから、
壱馬
じゃあ、俺の事嫌いになった?

嫌いになれるわけない
今日だって1日中考えてた
壱馬
あなた、いつ来てくれるんかなってずっと考えてた
あなた
壱馬くん離れ、しようと思って


いい年して推しに執着してるのはだめだって
考えてることを彼に話した

壱馬
んな寂しいこと言わんといて
あなた
だって、
壱馬
あなた、いくつ?
あなた
…23


お金だけで繋がってる関係

だから彼はそんな言葉を掛けてくる



リアコなんてそんなものじゃないけど

優しくされると戻りたくなるからやめて欲しい
壱馬
前みたいに何枚も、とは言わないから
時間がある時少しでいいから会いに来てや

急に離れるんやなくて、徐々に減らせばええやん

なんて言ってくる
あなた
っ、わかった
壱馬
それは?
私が手にしているレジ袋を指さす
あなた
カレーの材料
壱馬
家近いん?
あなた
…ちょっと遠いかも
壱馬
送る
タクシー呼ぶから待っといて
あなた
いやっ、!流石に!

推しに家まで送られる!?


そんなことがあっていいのだろうか

……いや絶対にだめだ

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