第2話

#1
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2023/09/11 08:45





あなた
……ふぅ



帰宅してすぐ、湯船に浸かりながら今日の余韻に浸る

今日の壱馬くん、可愛かったな、なんて


普段は大企業の社畜OL
リリイベ期間の休日は壱馬くんのオタク

普段これといった癒しが無い私にとって、

オタクをしている時間がとても幸せだった

そんな中浴室に響き渡る着信音

あなた
もしもし、
梨花
あ、あなた?
今日どうだった?

電話をかけてきたのは友達の梨花だった


梨花は翔平くんのオタク

今日は予定が合わなく、
1人だったが予定が合えば梨花と行動することがほとんど

あなた
また俺のこと好き?って確認されたよ
梨花
あなた、滅多に壱馬に好きって言わないからでしょ
あなた
言わなくても、行動で分かるじゃん
梨花
まーね、あんたが行くとこCD枯れてんじゃない?
あなた
売上に貢献できるならそれでいいの。
梨花も人の事言えないでしょ、笑


多分、私たちの存在は他のファンの子達からしたら

だいぶ邪魔だと思う

会場に行くと必ずコソコソ話してる人


こちらをチラチラ見てくる人


でもニコニコ笑いかけてくれる壱馬くんを見れば
そんなのどうでもいい


久しぶりやん、とか


今日は何枚?とか



今日も可愛いな、とか。


梨花
壱馬もあなたにメロメロだろうな~
あなた
それは無いでしょ

私以外にも壱馬くんファンは沢山居るし

可愛い子だって沢山いる



私が貢ぐ理由は自己満でしかない
梨花
あっ、あたしシャワー浴びるから切るね
あなた
はーい、またね

最近、いい年して何してんだろうって思うことが多い
いくら唯一の癒しだからといって依存するのは良くない


あなた
推し離れ、しなきゃなぁ、

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