第9話

#8
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2023/11/07 17:51









あんなに俺をのことを好き好き言ってくれていたあなたは


徐々にストレートな愛の言葉が減って言った


毎回毎回、愛を伝えてくれていたから


言われないとなると心配になるもので。


自分から聞く、なんてことも増えていった
壱馬
なぁ、俺のこと好き?
あなた
言わなくてもわかるでしょ


いつもそうはぐらかされる

俺はあなたからの

"好き"

って言葉が欲しいだけやのになぁ。




ただのファンのはずなのに無意識に気にかけていた

大勢いるファンの中の1人、ってだけなのに。



そんな中の3回目のリリイベだった
初日、あなたは顔を出してくれて


また沢山貢献してくれた

案の定、またはぐらかされたけどな。
初日を終え、色んな場所を点々とし1週間後だった



あなたとニコイチでいつも来てくれている梨花ちゃんが
1人で参加していた
……あなたの事、
聞きたいけどそこまでするべきじゃないよな、


梨花
壱馬ー、
あなた体調悪くて今日来れなかったって
ありがたいことに
梨花ちゃん側から話しかけてきてくれた
壱馬
え、そうなん?
お大事って伝えといてや

別にこれくらいいよな

他の子も𓏸𓏸に伝言!とかよく言われるし

その1種。問題ない。



その日も無事に終わり、

コンビニに用があったため送迎の車をそこで下ろしてもらって、そこから歩いて家に帰ることになった


そんな時だった。


今日1番見たかった顔が街灯に照らされて浮かんでいた


見つけてから声をかけたのは一瞬だった


らしくないこと言っちゃうし


ましてや送る、
なんて絶対ファンにしちゃいけない行動だ


……干渉しすぎ、やんな



いつもありがとな、と感謝の気持ちを伝えて

タクシーを見送る

特大ファンサ……かぁ。

まぁそうなるよなぁ、


自分が1人の男としてした行動は

"ファンサ"としてあなたの中に溶けていった

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