バンバンとえとちゃんのドリブルの音が聞こえる
えと「のあさん!パス!」
のあ「こっちです!」
のあちゃんも順調にドリブルしていく。
のあ「最後!あなたちゃん!お願いします!」
私にパスが回ってくると私はお得意の脚力で跳び、ダンクシュートをする
るな「ナイスですー!」
莉久「流石ですわ」
あなた「あ、ありがとうございます。」
なんでこの人、仲良くしようとしてくんの…わかんない
先生「Aチームの勝利!」
えと「いぇーい!」
あなた「お疲れ様〜」
のあ「いっしょに男子の試合、見に行きません?」
えと「いいねー!行こ!」
るな「るなも行くー!」
あなた「私も行こうかな…」
莉久「私も行ってもよろしくて?」
あなた「あ、えーっと…」
私はのあちゃん達を見る。
明らかに嫌そうな顔をする
のあ「いいですよ。行きましょ」
と先々歩く
そして着くとじゃぱぱくんの無双タイムが始まっていた。
たっつん「じゃぱぱ!渡せ!!」
じゃぱぱ「敵だろ!!やめろよ!」
ヒロ「もふくんに渡して!!」
じゃぱぱ「りょーかい!!パス!」
もふ「はい!」
もふくんはどぬくくんを抜き、たっつんさんも抜き、一気にシュート
莉久「やっぱりかっこいいですわね」
ビクッと私の体が揺れる
のあ「二ノ宮さんはもふくんの事が好きなんですか?」
莉久「ずーっと見てきましたわ。姉を消してでも。」
私は視界が酩酊する。
グラッ
えと「あなた!!あなた!!」
先生「どうした!?」
私は薄れゆく視界の中、
もふ「どいて。俺が運ぶ。」
そして頭を撫でてくれたもふくんを感じてそのまま安心して眠りにつく
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。