第23話

18話(もふくん視点)
515
2022/03/08 05:07
遅い…遅すぎ
もふ「じゃっぴ。先生呼んでたんじゃないの?」
じゃぱぱ「え?二階堂さんから聞いたけど…呼ばれてなかったの?」
もふ「うん。てか、人から聞いた話?」
じゃぱぱ「ごめんて」
もふ「それより、あなた見なかった?」
じゃぱぱ「二階堂さんと、藤山さん、二ノ宮さんと体育館倉庫に向かったよ」
もふ「それにしては遅くない?」
じゃぱぱ「そう…?」
もふ「また、あいつ…」
莉久「もふ様。」
もふ「は?」
莉久「そんな、怒らないで。あなたさんの本音を伝えに来て差しあげただけですの。」
もふ「……」
莉久「怖いんですの?まるで、姉を亡くした時のように」
もふ「なわけないだろ。言ってみろよ」
莉久「もふくん、ごめんね。私。もふくんのことが嫌いなんだ。との事です。」
もふ「は?」
じゃぱぱ「黙ってたけど、嘘でしょ?」
莉久「嘘だと思うなら本人と会ってみたらどうでしょうか?」
もふ「どこにいんの?」
莉久「私が知るわけないですのよ」
じゃぱぱ「もふくん、探そ」
もふ「いや、いい。本心だったら…」
怖い。名前も知らない君を失った時のように…あなたに軽蔑されて正常でいることの出来る自信がない。
じゃぱぱ「もふくん!」
もふ「な、なに?」
じゃぱぱ「しっかりして。本心かは聞いてみてからでも十分じゃない?」
莉久「あら、終わりでも構いませんのよ?」
もふ「そうだね。俺らしくなかった」
莉久「で、でも!!本心でしたらどうされるの?」
もふ「聞いてから判断するよ」
莉久「姉が死んだ理由知りたくないんですの?」
もふ「知りたくない、って言ったら嘘になるよ。」
莉久「でしたら!!」
もふ「でも、あなたが先。」
莉久「姉が!!」
もふ「本当に姉と思ってたなら、あなた見て、何も気づかない方が可笑しいよ」
じゃぱぱ「いこ。最終下校時刻になる」
もふ「体育館倉庫へ」
莉久「待ってください!!待って!!待って!!もふ様!!」
もふ「早く早く!」
じゃぱぱ「開けるよ!!」
ガタッガタッ
もふ「どいて!」
俺は扉を蹴る
じゃぱぱ「おれも手伝う!」
じゃっぴも扉を蹴る
すると扉が開く
俺は焦る様な光景を見る
あなた「はぁ…はぁ…はぁ…」
もふ「大丈夫大丈夫。」
俺は、あなたを抱きしめる
もふ「俺の呼吸に合わせて息をして」
あなた「はぁはぁはぁ…ふー…ふー…」
じゃぱぱ「保健室に連れていこう」
もふ「いや、もう5分で最終下校時刻になるから俺がおぶって家に帰った方が早い」
じゃぱぱ「はやく、おぶって!」

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