第4話

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2022/05/28 14:49
放課後。
槇原 優羅
槇原 優羅
ッんんッ〜!はぁ…、疲れた……。
勉強が大嫌いな俺にとって、
50分間の授業は拷問のようだった。

部活に入っていたらこの後グラウンドを走り回るのか…。

帰宅部でよかった…。
槇原 優羅
槇原 優羅
さて、と。
さっさと帰ろう。

そう思い、席を立ったその時だった。
先生
先生
槇原。
槇原 優羅
槇原 優羅
ぇ、あ、はい。
突然担任の田中に話しかけられる。
先生
先生
悪いんだがこれ、体育倉庫に置いてきてくれるか?
と、田中は俺の机に勝手に体育用具を置いてくる。
槇原 優羅
槇原 優羅
いや、俺この後用事あるんで…。
…ないけど。
先生
先生
頼む。他の生徒は頼れないんだよ!
槇原 優羅
槇原 優羅
…なんですか、それ…。
先生
先生
じゃあ、頼んだぞ!
田中は勝手に喋って勝手に去っていってしまった。


俺じゃなくていけない理由なんてないくせに。


どうせ俺なら簡単に仕事を擦り付けられると考えただけだろう。
槇原 優羅
槇原 優羅
めんどくさ…。
俺は溜息をつくと仕方なく用具を持ち上げ、体育倉庫に向かった。



倉庫に着くと、まず異臭が鼻についた。
なんだ、この臭いは。
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ…さっさと出よう…。
と、積み上げられた箱の裏に回った。
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ!?
俺は箱の裏側に広がっていた光景を見てガシャンっと派手に音を立てて用具を落とし、後ろに後ずさる。
嘘だろ…。
そこには手足を拘束された、碓氷先輩が横たわっていた。
床周辺には、白やら透明やらの液体が大量に飛び散っていて、先輩の体には数量の切り傷がついていた。
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ…先輩、先輩!起きてください。
Ωと関わりたくない、
そう思うより先に体が救助に動いてしまっていた。
先輩の体を小さく揺さぶり、頬を軽く叩く。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ッ…ぅ…
やがて、先輩の瞳が開かれる。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ぁ、れ…。槇原…?なんで…お前…。
槇原 優羅
槇原 優羅
先輩がここで倒れてたんじゃないですかッ……!
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
…ぁあ、そっか…おれ…。……ゲホッ、ゲホッゲホッ!!
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ…大丈夫ですか?
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ぅッ……おぇ"っッ…、ゲホッ…
先輩は、眉を顰め嘔吐する。
槇原 優羅
槇原 優羅
うぉッ、ちょ……吐くなら吐くって言えよッ……!
……大丈夫ですか。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
大丈夫…っていうか、なんでお前がここにいんの。Ω嫌いなんじゃなかったっけ?
槇原 優羅
槇原 優羅
…雑用です。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ははッ、
お前人からの頼み断れなさそうだもんな。
うるさい、分かったような口を聞くな。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
っと……そんな槇原くんにお願いなんだけど……
拘束解いてくんね?
槇原 優羅
槇原 優羅
…わかりました。
いち早くこの場を離れたかった俺はすぐにそう返事をした。


と言っても、今回はハサミやカッターなんてどこにもない。
槇原 優羅
槇原 優羅
なにか拘束が解けるようなものありませんか?
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ねぇよ。そんなもん。
槇原 優羅
槇原 優羅
…取ってくるんで、待っててください。
俺は立ち上がり早足で教室に戻る。

…どうして俺はΩのためなんかにこんなことしてるんだ。

放っておけばいいじゃないか。


そんな思いとは反対に、俺はハサミを持って教室を出ると再び体育倉庫に戻る。


先輩の元に戻ると、そこには先程までとは明らかに違う先輩がいた。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
はッ…はぁ…、んッ…ぁ…///
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ…先、輩…
先輩は頬を少し紅潮させて、息を荒らげていたのだ。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
わ、るぃ…。きた…っぽいッ…んッ…///
きた、とは発情期のことだろうか。
槇原 優羅
槇原 優羅
…薬、飲んでないんですか?
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
飲んだ……。
俺、薬効かないこと多くてさ……、
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ…とりあえず、拘束解いた方がいいですよね?
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
あぁ…、頼めるか……?
槇原 優羅
槇原 優羅
……分かりました、
ハサミで拘束を解いていく。

数分したら、ようやく拘束が解き終わる。
槇原 優羅
槇原 優羅
解けましたけどッ……って……うわぁ!!
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
はぁ、ぁッ…んッ…はぁ、////
ドンッと先輩に押し倒される。
俺の上に馬乗りになる先輩の目は虚ろで、
ほぼ正気を失っているようだった。
槇原 優羅
槇原 優羅
先輩ッ……、離れて、くださッ……、
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
はぁ、はぁっ…ぁッ…ほしッ、ぃ…ナカッ…////
槇原 優羅
槇原 優羅
やめッ…ろ!どけっ!
最悪だ。


分かっていた。
発情したΩに構うということはこういうことなのだと。


それでも助けてしまったのは俺だ。


今更酷く後悔する。
先輩の指が俺のズボンに手をかける。


俺はゆっくり冷静になって先輩に声をかける。
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ…おい、目覚ませよ、先輩。
俺はβだ。αじゃねぇ。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
もッ、なんでも…いいッ…からッ…。
槇原 優羅
槇原 優羅
どいて。
先輩は俺の声を無視して、
俺の下着ごとズボンを脱がしてくる。
槇原 優羅
槇原 優羅
やめろっつってんだろ!
俺は話を聞こうとしないΩの腹を殴る。

先輩は腹を押さえ、少し蹲る。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ッ…ゲホッ、ぅッ…
槇原 優羅
槇原 優羅
どけッ…、
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
はッ、ぁッ、はぁッ…///ぅッ、ゲホッゲホッ……、
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ………
先輩は無駄に整った顔に汗を滲ませ、
涙を流して俺を見つめる。


なに揺らいでんだよ、俺……。
逃げろよッ……、こんなやつ、見捨てちまえ。
槇原 優羅
槇原 優羅
先、輩……、
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
おね、がッ…//
先輩は震える手で俺の服の裾を掴んでくる。


その姿に思わず後ずさろうとしていた足を止める。
槇原 優羅
槇原 優羅
ッ……わ、分かったから…1回退いてください。
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
んッ…
カタンッと先輩は床に座る。
槇原 優羅
槇原 優羅
1回ナカでイけば落ち着くんですか?
碓氷 雪弥
碓氷 雪弥
ッ、わか、なッ…ぃ////
震えながらそう言う先輩。


この一瞬……この一瞬だけ……。
俺は自分にそう言い聞かせ、先輩の尻に指を這わせた。

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