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第14話

絶望
4日目。
ご飯は三食、神下が作って持ってきてくれるけどクソまずい。あいつの舌どうなってんだよ。手枷は片手だけで、もう一つの輪につながっているチェーンは結構長めなので、部屋からトイレまでは行ける。スマホも別に規制されてないから触り放題。Twitter見たり、YouTubeみたり、絵を描いて遊んでいた。
ふとTwitterを見ると裏垢でフォローしている爽夏が何か呟いていた。“友達が帰ってこない”と。
やばい。そろそろあの2人が学校に乗り込む頃だ。
なんとかしなくては…。
すると、部屋の扉が開いて神下が入ってきた。

「…何ですか。」

「お前、雨宮に気づかれてるんじゃないのか。」

こいつ、爽夏のTwitter知ってる…。

「言ったんだろ、雨宮に。」

「言ってない。」

「じゃあ気づくはずないだろ。体調崩して友達の家にいるって連絡してるんだから。」

仕方ない。兄弟なんだから。気づくものは気づく。
その時、左頬に一筋の痛みが走った。
神下が鞭を振ったのだ。
結構勢いよく振ったみたいで、血が涙のように流れる。

「…そろそろ潮時か。」

「何がっ…!?」

と、神下の両手が僕の首を掴んだ。
グッと喉に力がはいり、息が出来ない。

「一ヶ月も経ってないけど、まぁ楽しめたしいいか。死んでくれ。」

「あ"う"……」

意識の朦朧とする中、ズボンのポケットの中から取り出し、神下の脇腹に当てる。

「がぁっ!?」

意識を完全に失わせる為、頭にも一発。

「…ふぅ。爽夏に護身用のスタンガン貰っといてよかった。」

咳き込みながらも、意識を立て、ふらふらの足取りで立ち上がる。
手枷…どうするか。一応神下のポケットを探ってみると運良く鍵があった。
手枷を外し、外へ出る。



走った。



とにかく学校まで。この地形はまだ地元のはず。幸い、神下の家から学校までそこまで離れてはいなかった。
閉まっている門を乗り越え、自分のクラスへと駆け込んだ。









「あぁ。生きてたんだ。」







教室へ入って最初に聞いた言葉がこれだった。