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第10話

高校生
そして、私たちは高校生になった。
倖は復活して、高校生になることが出来た。
元々、頭が良く成績も良いので私立には行けたのだった。
私と婭璃子も同じ私立の学校に行くことにした。
倖を守る為に。


高校一年生となると、とても楽しくて友達も少しできた。倖も楽しくやれてるみたいで、傷ついて学校から帰ることは全くなくなった。
中学の頃が嘘みたいだ。
逆に倖はモテるようになり、体育祭は黄色い声が飛んだ。
色白だし、優しいし、モテるのは確実だろうとは思っていたけどここまでとは…。

「まぁ、引きこもっていたから色白だけども…。体力はないよね…。」

「カッコいいとなんでも良くなるんだよ女子は。」

「うちの倖取らんでほしいねんけど。」

「やめてね、婭璃子。私たち3人兄弟なの秘密なんだから。苗字までちゃんと変えたのに。」

と、視界の端に倖が映る。

「あ、倖ーー…」

倖は女子に囲まれていた。ちょっと困った様子で笑っている。

「…行ってくる。」

「ちょ、爽夏!?」

スタスタと歩き、女子を掻き分け倖の腕を掴む。

「倖、帰ろ。」

「わ、爽夏!」

『誰この子ー勝手に割り込んできて何言ってんの?私たちの倖くん取らないでよ。』

『あら、雨宮 爽夏さんじゃない。貴方もこの輪に入りたくなったのかしら?』

「そんなんじゃない。とにかく、倖は私のなんで。」

「ちょっと爽夏!?そ、そんな言い方やめてよ照れる。」

「今デレだしてくるか倖。デレてないで帰るよ。」

「はーい」

『え、倖くん!?』

『そんな子と帰るの〜?』

ピクリ、と倖の帰る足が止まった。
女子達と向き直る。
そして、
肩を突き飛ばした。

「倖っ!?」

『ゆ…きくん…?なんで…。」

「僕の友達を悪く言った罰だ。」

「…倖。」

すると、倖はいつも通りの笑顔に戻り

「じゃあね!みんな。また明日〜!」

私の手を引いて階段を下りていった。