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第6話

記憶
《えぇ!?思い出した!?》

「婭璃子、うるさい。…うん。思い出したよ。全部。」

《やっとかぁ…やっと思い出してくれたー…!》

「長かったね。やっと落ち着くことができたよ。」

《 それより!!夢に倖が出てくるかとかいいなぁ!私も倖と話し
たいー!!》

「知らん。勝手に出てきてるんだから。」

《えー…。で、爽夏は何を聞きにきたの?そのために私に電話したんでしょう?》

「うん。あの事件について聞きたくて。」

《…私が知っているのは、倖の遺体が未だ見つかっていないってことだよ。警察が見たときには血だまりと財布と携帯があっただけでまだ何処かで生きているのではないかっていう説もでてる。けど、爽夏が1番知っているでしょ?》

「…私は…見た。倖が死んでいるところを。そこから私はショックで倒れて…記憶をなくした。」

《そういうことね。あ、あと。倖の自殺した原因は学校が嫌になったってことらしい。》

「でも倖はいじめにあっていないでしょ?私見たことないよ?」

《私もない。まぁ、それは倖に聞いたら?会えるんだから。》

「そうだね。婭璃子、ありがとう。」

《いいよ。もっと、頼ってね。》

「…うん。」


電話を切り、ベッドに寝転ぶ。
倖に会わなければ。聞かないと、あの事。
ちょっと待ってて。今から行くから。
























あ、爽夏。学校は?もう行ったの?


ううん。今日はしんどくて休んだ。それより…記憶、取り戻したよ、倖。


そっか。おかえり、爽夏。辛かったでしょ?ごめんね。


違う、倖は悪くない!悪いのは倖の心に寄り添えなかった私。勝手に嫌いになって…勝手に忘れて…。本当にごめん。


もう…悪くないのに。あ、そうだ。忘れてた。爽夏は僕に自殺した理由を聞きたくてきたんだよね?


あぁ、うん。本当に倖は心読むの上手いよね…。怖い…。


得意なんだもーん。で?自殺した理由?


…聞いていい?


うん。僕が自殺した理由はね、…いじめられてたから。


え?でも私そんなところ見たことない!


だって、みんなが爽夏や婭璃子に見つからないようにしてたからね。特に爽夏に見つかるとヤバイってみんな知ってたから余計だよ。

…そんなの、なんで…。先生も助けてくれなかったの?

先生も共犯だよ?

私は息を飲んだ。頭が真っ白になった。言葉が出なかった。


…あの時の、倖の担任って…


今の爽夏の担任。


なんで知ってるのかは今は触れないでおくけど…許さない。
どんなことされたの?


えーっとね…上靴とか隠されたりとか、椅子の上に画鋲置かれたり、机に落書きされたり、トイレに閉じ込められたりとか色々。先生は一時期監禁されたかな?あの変態教師は散々だったよ…。服は脱がされるし、殴られるし、何がしたいんだか。


吐きそう。…倖にそんなことした奴殺す。社会的に殺す。


爽夏ならそう言うと思った…。無茶はしたらだめだからね?


わかってる。ただ、仇はとらせて。


…うん。任せた。





私は、あの先生を堕とす。そう決めた。