ピポパポペ プルプル プルプル← 電話かけてます
『はい』
あなたです…
『もう‼︎心配したんだけど。』
ごめん。まぁいいかと思って
『はぁ。』
マナーモードにしててさ、、
『そっか』
『大丈夫?』
うん。あなたは落ち着いたんやけど…
『ん?』
いや、大丈夫やで!
『動画。回っちゃってるらしいね』
え、なんで知ってんの?
『あなたの兄ですから。』
だからって
『で』
『大丈夫?』
まぁ。今から東京行って事務所行く。
『じゃあ,俺も事務所で待ってる』
え、仕事は?
『今日はoffなのでね』
せっかくの休日やのに…
『気にするなって、結局家にいてもゲームするだけだから』
うん。分かった
『じゃあね』
うん
『あ、西畑くんにごめんって伝えといて』
『夜中めっちゃ電話かけたw』
うんw。分かったありがとう
ツーツーツーツー
ーーーーーーーーーーーーー着きましたーーーーーーーーーーーーー
事務所の人『あなたさん。ジャニーさんがお呼びです。』
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あなたside
私はこの後会見を開いた。 メンバーや和兄にもなにも伝えずに
親の離婚で一緒に暮らしていなかったこと,
虐待、いじめを受けていたこと,
助けてもらったこと,
今は兄達と暮らしていること
学校にも行けてなかったこと
インスタを始めること。
質問にもたくさん答えた。
動画についても,和兄のことにも,正直 辛かった。
でも、涙は我慢した。ここで泣いたら記者の人たちにも迷惑をかけてしまうと思ったから。
声はかなり震えてたけどね
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今私は、女子トイレにいてる
ここってあんま人来ないからねw
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。