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2021/04/03

第4話

真っ白。
朝起きると 瞼が酷く重い。

そんな感覚に襲われつつ,洗面所へ向かった。

鏡を見ると昨日までの自分とはまるで別人。

そんな私がいた。

顔がぐちゃぐちゃで 目は腫れていた。

相も変わらず,私の世界は白黒モノクロ

世界にたった一人みたい。

そんな 物語の主人公ヒロインみたいな気分に浸りつつ

白黒モノクロなのは 瞼が重いせい。

違う、なんて 分かってはいるけど

今だけはそのせいにさせて欲しい。

治らないとするなら私は3ヶ月しか生きられないのか、

と卓上カレンダーに視線をやり思う。

今は 3月。

3ヶ月と言うと まだ春だ。

夏はもう迎えることが出来ないのか、、、

改めて実感する。

これからも ちょっとした事で何度も何度も

実感させられるんだろうな、

そう考えると 私はルーズリーフを

カバンから引っ張り出していた。

学生だと必ずお世話になるルーズリーフ。

でも 未使用だからか、

それとも2色しか見えなくなったからか、

どうしてなのかは分からないけど

ルーズリーフの白さが今の私には輝いて見えた。

持っていてよかった、心からそう思う。

ついでにまだ使ってないリングノート,
それにペンケースも一緒に取りだした。

次に私はルーズリーフの見出しに

大きく大きく目立つように,濃くハッキリと










「"死ぬまでにやりたいこと"」


と書いた。

今書いた文字以外何も書いていない

真っ白なルーズリーフが

これからの楽しさを表しているみたいで

少しの期待を胸に ルーズリーフに

希望を乗せて書いていった__。
Episode:3 真っ白。