第4話

関係は簡単には崩れない
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2018/03/17 14:19
蓮は急に叩くのを止めた。
あなた

はぁはぁ…

本城蓮
ごめん、あなた!
こんなつもりじゃなくてっ!
あなた

えっ…?

蓮は涙を流しながら、あなたの傷がある所を優しく撫でる。
本城蓮
ごめん、ごめん、ごめん…
あなたは何だか心が辛くなり、蓮を抱き締めた。
あなた

私は大丈夫だよ。
だから、そんな謝らないで。

2人はきつく抱き締めた。

─数日後─
本城蓮
まだ傷が目立つな。
蓮は悲しそうにあなたの頬を撫でる。
あなた

大丈夫だって!
てか、お腹空いたよね?
何か料理作るね!

あなたはキッチンに向かうために、ソファから立ち上がると蓮に腕を掴まれた。
そして、抱き締められた。
本城蓮
愛してるよ。
あなた

え?急にどうしたの?

本城蓮
あなたは?俺のこと愛してる?
あなたはそれを聞いて、蓮のことを抱き締めた。
あなた

うん、愛してるよ。

本城蓮
なら良かった!
俺ビーフシチュー食べたい♡
あなた

OK!じゃあ作るね!

─次の日─
柏原ななみ
ねっ!永田君と今日夜ご飯食べに行かない?
あなた

えー?

柏原ななみ
私の為にお願いだよー!
あなた

だってそれ、私お邪魔じゃない?

柏原ななみ
あーじゃあー部長も誘うから!
お願いします!
あなた

もー分かったよ!

柏原ななみ
わーい!ありがと!
あなたは蓮に連絡した。
ごめん、今日会社の同僚と飲みに行くから晩御飯抜きで!
あなた

よしっOK!

蓮からすぐに返事が来た。
分かった!同僚って柏原さんとかだよね?
あなた

そーだよ!っと!

あなたは蓮に返信した。
柏原ななみ
今日は飲むぞー!
あなた

もー張り切りすぎだって!

─飲み屋─
部長
いやー勇気君は偉いよ!
永田勇気
えっそうですか?
部長
偉い偉い。仕事も出来て、気遣いもできておまけにイケメンって…何だろうな。
柏原ななみ
部長は奥さんに逃げられましたもんねー笑
部長
うっうっそうなんだよー
永田勇気
あはは、あれ?あなたさん?
あなた

ん…

あなたは飲み過ぎて寝ていた。
柏原ななみ
ありゃーあなた潰れちゃったねー
永田勇気
僕送って行きますね!
部長
あっそれは助かる!家分かるか?
柏原ななみ
それは私が教えるよー
ちょっと待ってねー
ななみはあなたの住所を携帯に送った。
永田勇気
ありがとうございます!
それではお疲れ様でした!
部長
ほう、じゃあな!
柏原ななみ
部長!私達はまだ飲みますよー!
部長
はーい!
永田勇気
あなた、動けそう?
あなた

ん…

あなたは爆睡しているので勇気はあなたをおんぶしてタクシーを呼んだ。
永田勇気
──町の──でお願いします。
タクシーの運転手
はい、分かりました。
あなた

ふんっ…

永田勇気
爆睡だなー笑
あなたは寝ながらニコッと微笑んだ。
勇気は不覚にもその表情にドキッとした。
タクシーの運転手
着きましたよ。えー2500円ですね。
永田勇気
はいっ、これでお願いします。
タクシーの運転手
はい、ありがとうございました。
永田勇気
あなた!行くよー!
あなた

あーい!

あなたは勇気の背中に飛び乗った。
永田勇気
うわっ!
あなた

しゅっぱーつ!

永田勇気
はいはい…笑
勇気は部屋の前に辿り着いた。
永田勇気
あなた?着いたよー!
あなた

ん…

あなたはいつの間にか寝ていた。
永田勇気
あーもー!
勇気はあなたの手に持っている、鍵でドアを開けた。
ガチャ
永田勇気
お邪魔します。
本城蓮
遅かったな…あっすいません!
永田勇気
あっこんばんは!すいません、酔って寝てしまっていて…
本城蓮
そうだったんですかー!
わざわざすいません!
勇気はあなたを下ろした。
永田勇気
あ!私、あなたさんの同僚の永田勇気です。
本城蓮
どうも。俺は本城蓮で彼女の婚約者です。
永田勇気
婚約者…あっそうですか!ご結婚お楽しみにしてます。では。
勇気は家を出た。
永田勇気
…イケメン過ぎたな。
あなた

ん…

本城蓮
永田勇気…
蓮は寝ているあなたの首元にキスマークを付けた。
あなた

んっ//

本城蓮
コイツは俺のものだ。

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