第4話

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2019/06/08 23:19
八高名物漫才コンビってどんな名前よ
あ、まって8時ちょうど!!
ずっと私の上にあった(て、まだあったんかい)
ジャ○プをどかして
もう一度窓のそとに身を乗り出す
あ、やっぱり来た!
横山「ん?碧海せんせー?」
横山が腑抜けた声を出す
碧海あおみ先生は
うちの学校の音楽の先生
歌がうまくてめちゃくちゃ美人
大倉先生と同い年で
付き合ってるんじゃないかという噂もある
村上「そーなら碧海先生は恋敵ライバルちゃうん?」
信ちゃん多分皆の疑問をありがとう←
『だって..私がどうこうできる相手じゃないんだもん』
大倉先生は間違いなく碧海先生のことが好きだ
だって顔が分かりやすく変わる
『ほら!?碧海先生がはいってきた瞬間笑顔がいつにもましてへにゃってしてる!かわいい!!』
鈴華「あなたテンション高いよ笑」
村上「すごい状況やな..」
横山「まあ楽しいならええと思うけど..」
『ご飯食べてるときでもあんな笑顔見たことない~』
そりゃ自分でもわかっとるよ
でもどうせ報われない恋だもん
なら、少しでも大倉先生を見ていたい


まあ


私があと10年早く生まれていれば


視界にはいることくらい


できたのかもしれないけど
横山「だからさっき大人になりたいとかいっとったん?」
『わっ!心読んでくんのやめて笑』
横山「心読む?なんのこっちゃ笑」
『まあそれだけちゃうけどさ』
村上「俺は今んままでいいかな、楽しいやん」
鈴華「同じくー」
『そっかーまあ、うちも好きだけど..横山は?』
横山「俺は、子供になりたい」
『は?』
真顔でそんなこと言うから
一瞬思考停止する
横山「まあ冗談やけど」
『冗談かい←』
横山「辛辣やな~笑でも、ずっとこどものままでおりたいってのはほんとやで」
『それはなんか分かる気するわ笑ガキだもんね笑』
横山「だっ誰がガキやねん!」
『横山しかいないじゃん笑』
『高校生にもなって毎週少年ジャ○プ買っとるし』
横山「○NE PIECE読まへんとかありえん!!」
『学校の自販機のバナナジュースほぼ横山が買い占めてるんじゃないかってくらいバナナジュースしか飲まへんし』
横山「上手いからええやん!」
『教科書とかノートとかすぐ忘れるし』
横山「あ、昨日理科室に理科の教科書忘れたわ←」
『宿題とかもはややらないし』
横山「えっと..あなたサン、あとで宿題見してください←」
『貸した漫画もCDもなかなか返さへんし』
横山「ソレハホンマニゴメンナサイ」
『焼き肉とか焼き鳥とかはまったらそれしか食わへんし』
横山「それはええやろ!!」
『とにかくガキはガキなんですー』
横山「あほくさ..」






村上「あの二人ほんまそっくりやな..」
鈴華「嫁の尻に敷かれる旦那感がすごいね..」

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