第6話

six
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2024/01/26 13:30


三輪秀次
こんなところまで呼び出して何のようだ
黒沢 あなた
少し雑談を、と
三輪秀次
帰る。お前なんぞに使っている時間なんて1分たりともないんだ




心底憎い という目をあなたに向け、早々に立ち去ろうとする






それをあなたはただ黙って見ているわけもなく、思いっきり腕を掴む
三輪秀次
なッ
黒沢 あなた
…先輩、


 












黒沢 あなた
人型ネイバー
三輪秀次
…それがどうした
黒沢 あなた
私の中学に入学して来ました
黒沢 あなた
情報、欲しいですよね


有無を言わせないこの圧





こいつの怖いところはたまに闇深い目を向けてくる所











…まるで
三輪秀次
(何かに引きずられているような)







…いや、こいつのことなんか考えるだけ無駄だ。







今俺は人形ネイバーについてしか興味がない
三輪秀次
…分かった、だが手短に話せ
黒沢 あなた
、分かりました







先程までの考えを振り払い、承諾すると、『掛かった』とでも言いたげな顔をする。

















あぁ毎度毎度苛つく






















その顔、姉さんを助けてくれなかった迅にそっくりだ。

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