第23話

お見舞い
726
2021/01/26 07:21


紫耀side





ー病院は8時までしかお見舞いに行けないー





ー紫耀は事務所を出てタクシーに乗り病院へ向かったー





早く着け…!





急げ!





ー紫耀は毎日病院に通っていたー





ーどんな理由があろうともー





ーロケ日ホテルに泊まった時だってテレビ電話をしたー





ー会える時は絶対に会いたいー





7:50





間に合え…





間に合えっ…





タクシー「はーいどうぞ」
平野紫耀
平野紫耀
はい。あっお釣り大丈夫です!





ーその言葉を残してタクシーを飛び出たー





ー病院のドアの前に行くとー





スタッフ「すみません…」





スタッフ「今日はもう終わりなんです」
平野紫耀
平野紫耀
ごめんなさい!
でも俺、どうしても会いたいんです。
平野紫耀
平野紫耀
お願いします!





ー紫耀は精一杯頭を下げたー





ーすると、あなたの担当看護師さんが通りかかったー





看護師「あっ、平野さん?」
平野紫耀
平野紫耀
あっ、はい!
平野紫耀
平野紫耀
あの!会えませんか?
あなたに会いたいんです!





看護師「ええ、どうぞ」
平野紫耀
平野紫耀
本当ですか!?
看護師「30分だけなら」
平野紫耀
平野紫耀
ありがとうございます!!!





ーその言葉を聞きすぐに病室に入ったー















ガラガラガラガラ




ーまだ消灯の時間ではなかったがあなたは寝ていたー
平野紫耀
平野紫耀
………
この寝顔…いつまでみられるんだろう





ずっとみてたい





怖いよ…





俺、一人じゃなんもできない…





あなたがいたから……
.
.
………
平野紫耀
平野紫耀
俺、なんてこと考えてるんだよ。





あなた、一緒に頑張ろうな。





ー30分だけだけどー





ーその間紫耀はずっとあなたの手を握っていたー

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