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2021/07/28

第6話

昔話
ーリオンsideー
変なこと思い出しちゃったよ。
僕に妹がいてその人に刺し殺されるって言う。
“ありもしない”記憶が蘇ってきた。
天使
天使
…あれ、まだ見つかんないね
リオン
リオン
めっちゃ遠くとかじゃないだろーね?
_悪魔@加護の神_
悪魔加護の神
それは…貴方の運次第ですよw
リオン
リオン
うわぁひっでぇ
絶対遠いなぁと確信を抱きながら、俺はまた上空を“軽い足取り”で進んでいくのであった。
ー天使sideー
昔、リオンは私と悪魔に向かって笑って口を開いた。
『僕は、人に復讐したいんだ。その時の絶望を感じさせたい』
『ゆっくりゆっくり焦らすように…ね♡』
言い切ると、彼はふっと笑みを失わせた。
『まぁ、復讐なんて自己満足で自分が一時的に優越感に浸るだけのものやけど』
その声が冷え切っていて…でもどこか楽しそうで。
私は悟った。
こいつに復讐させてはいけないことを。
ーしかし、恐れていた事態が起きてしまったのである。
ー悪魔sideー
昔々あるところに。
仲良しの兄妹がいました。
兄はスポーツ万能で人付き合いがいい。
妹は兄には劣るものの人付き合いが下手だった訳ではなく、頭が群を抜いてよかった。
親はスポーツ万能で人付き合いがいい兄“一筋”で愛していた。
直球に申し上げると、兄しか愛されず、妹は孤独を感じさせられたらしい。
妹はー愛に飢えた。
愛されたくて、でも愛されなくて。
目の前で愛されている兄を妬むのに、そう時間はかからず、その気持ちで行動を起こすのも時間かからず、だった。
妹は、兄を刺し殺した。
そうすれば、親の愛を一筋に受けるのは自分になるだろうと思ったからだろう。
そのまま、兄は死んだ。
出血多量
妹は凶器を隠した。
自分は殺してない。そう言った。
すると、母親と父親は私を見て泣きながら笑った。
初めて見た笑みは涙まじりだったのに、妹は笑みが見れたことを心の底から喜んだ。
そしてその後、その妹の親友が死んだ。
親友は刺し殺されたらしい。
場所は、兄と妹の両親がプロポーズをした場所、兼兄の死亡場所。
兄は…自分が死んだ場所で人殺しをした。
………童話だったよな。