エピソード
紫耀side
あなた
「ねぇねぇ~‼️
紫耀‼️」
紫耀
「なんだよ~」
いつもこうやって話しかけてきて…
あなた
「杏菜ちゃんが入ってきたじゃん」
紫耀
「おう」
いつもこうやって
"杏菜ちゃん、杏菜ちゃん"って
心配してる声で言ってくる
あなた
「私…
女子同士として杏菜ちゃんに教えれるかな…?
私…杏菜ちゃんの事怖いんだよね(苦笑
なんかね…杏菜ちゃんが入ってきたときにね…
私…すっごい睨まれたんだ…
私の事嫌いなんだと思うんだよね…
私…小学生の頃…いじめられてたんだ
それからずっと高校生まで我慢してた
でもね…高校生になったらたくさんの友達が出来て
とっても楽しかったんだ…
放課後なんかカラオケとか行ってたんだよ(笑)
とっても楽しかったな…
私頑張らないとな~(笑)」
っていつもいつも言ってた…
そんなにも苦しい思いもして…
杏菜の事守ってやりたいなんて言ってた
あなたはやっぱり人の事を優先で
自分の事は後からする子なんだ…
そんなあなたが…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!