第2話

プロローグ
994
2018/10/09 09:43
あなたside



高校2年生の春、
あなた

ねぇ、健人?

健人
ん?
あなた

ふふふっ、何も無いよ〜
呼んでみただけ。

健人
ふふっ、今日も可愛い。
あなた

もう…/////恥ずかしいじゃん笑



引っ込み思案だった私を、華やかで明るい世界に



連れてきてくれたのは、紛れもなく貴方だった。



貴方が居たから、親友も出来た。



貴方が居たから、真っ暗だった世界が綺麗になった。


でも、半年後の秋、



ほんとに大好きだったのに、、、




せめて、私の気持ちを伝えたかったのに、、、






突然の転校を告げられて、心からショックだった。
健人
俺ね、今日転校することになった。
あなた

え、今日!?

健人
ごめんな、突然で。
俺も今日の朝知ったんだ。
あなた

ううん、大丈夫。

健人
ちょっと耳貸して。
あなた

ん?

健人
、、、、
あなた

うん、約束。絶対ね。

健人
おう。元気でな。
あなた

うん!健人もね!

あの約束を交わした日から、3年が経った。


ずっと健人の事忘れられない。


せめて、約束の日になるまで。


健人は今、何してるかな??


元気かな?


もう一度、もう一度だけでいいから、




貴方に逢いたい。

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