第6話

□5
2,673
2023/06/28 09:18




ヨヌ
ヨヌ
ねぇ、テヒョン
また肩幅広くなった?!
テヒョン
テヒョン
あぁ…トレーニングしてるからかな
ヨヌ
ヨヌ
うわ、そう言えば腕も太くなったね
結構鍛えてるんだね
(なまえ)
あなた
……………
テヒョン
テヒョン
守りたいモノがあるからね
ヨヌ
ヨヌ
?何それ…
テヒョン
テヒョン
ふふ…内緒
ヨヌ
ヨヌ
よく分かんないけど
これ以上カッコよくなってどーする気よ!
(なまえ)
あなた
……………








ジョングク
ジョングク
っ…ヌナ//
(なまえ)
あなた
え?
ジョングク
ジョングク
これ、いつまで塗るの?
ジョングク
ジョングク
ってか…近…//
(なまえ)
あなた
あ……





すぐ目の前にはパウダーを塗りすぎて


いつもより白くなったグクの顔が









いけないっ…グクの背中越しに見えた


テヒョン達が気になって








(なまえ)
あなた
ご、ごめんっ…!
ジョングク
ジョングク
いや…//
ジョングク
ジョングク
またヒョンのこと見てたの?
(なまえ)
あなた
っ……
ジョングク
ジョングク
ヒョンのこと
好きなんだ
(なまえ)
あなた
うん…//
ジョングク
ジョングク
…………







ジョングク
ジョングク
ヒョンとはどれぐらい付き合ってるの?
(なまえ)
あなた
半年ぐらいになるかな
ジョングク
ジョングク
っ…そうなの…?
ジョングク
ジョングク
僕、何にも知らなかった
(なまえ)
あなた
ほら、彼アイドルだし
グクの同業だから、なんか気恥ずかしくて
(なまえ)
あなた
知り合いだったらとか思ったら…さ
言いづらくて
ジョングク
ジョングク
思いっきり知り合いだったねㅎ
(なまえ)
あなた
まぁ…ね







ジョングク
ジョングク
ヌナって、アイドルが好きなの?
(なまえ)
あなた
え?
ジョングク
ジョングク
だって、元カレも…
そうだったじゃん
(なまえ)
あなた
それは…、たまたまだよ!








ジョングク
ジョングク
僕も、アイドルだよ
(なまえ)
あなた
うん?知ってるけど
(なまえ)
あなた
……グク?






グクがぐっと身を乗り出してきたから


さっきパウダーを塗っていた時より


さらに近くにグクの顔が








ジョングク
ジョングク
ヌナの目に僕は
どう映ってるの?
(なまえ)
あなた
勿論、かっこいいと思うよ
さすがアイドルって感じ!
(なまえ)
あなた
そんなの誰が見ても…
ジョングク
ジョングク
じゃあヌナは
僕のこと、どう思う?
(なまえ)
あなた
どうって…
グク…急にどうしたの?
ジョングク
ジョングク
答えてくれないと
ポッポするよ
(なまえ)
あなた
はっ?//
何言って…






冗談…だよね?


なのにグクの顔がすごく真剣で


冗談に見えなくて…








(なまえ)
あなた
ちょっと…グク
いい加減に…
ジョングク
ジョングク
ヌナ、答えて?
(なまえ)
あなた
💭グクのことどう思うかって…そんなの







(なまえ)
あなた
……かわいい?
ジョングク
ジョングク
は?




私の言葉に驚いたような呆れたような


何とも言えない表情になるグク









そんなグクが妙に気になって


彼が次の言葉を発するのを


ジッと見つめて待っていると









いつも聞き慣れてるはずの


だけどもどこか聞いたことない程の


冷たさを含んだ声が、私の意識をグクから切り離す












テヒョン
テヒョン
何してんの?
(なまえ)
あなた
え、テヒョン?
テヒョン
テヒョン
ちょっと来て







私はテヒョンに腕を掴まれたまま


控室から連れ出されてしまった









扉を出る時、一瞬だけど


すぐ近くにいたユンギと目があった気がした





プリ小説オーディオドラマ