進んで行くと自然と藤の花はなくなって荒れ果てた獣道と雑草だけが残っていた
暗く光も差さないような場所で鬼を狩る
月明かりを頼りに__
夜の間は鬼を狩り続ける
だからこそ怖いのだ
いつ死ぬのかわからない
一陣の向かい風が肌に当たる…とても冷たく嘲笑って
私は月光よりも眩しい彼の心の光を頼りに前に進めそうだな…
鱗滝さんが言ってた…
“此処には数人しか喰っていない鬼がうじゃうじゃいる…と
すぱっと水のエフェクトと共に飛んだ鮮血とその首は空中で次の人生に向かって消えていった
でも次の鬼が現れると共に、その風で炭治郎と逸れてしまった
木の葉が渦巻いて落ち着くと、異形の鬼がそこにいた
手で首を覆って、千手観音のように沢山の腕
そう…“沢山の人を喰った鬼”である
確か“厄除の面”と言ったか?
…!
何で知ってるの??
江戸…⁉︎でもその頃鬼殺隊なんて…
どばぁぁぁぁっっという音を立てて手が現れた
手は斬った…なのにこの再生能力…間違いない
此処に来た人たちをどんどん喰べていったのだ
特に鱗滝さんの人達を
でも俺を斬るだ煩いからさ、耳障りで目障りな存在に変わった
それだから四肢を切断してグシャッって頭潰してさwww
目が空色の奴がこの話を聞いた時ぶるぶる怒りで震えて自我を失った所を四肢を切断、頭を潰して喰ってやった
ドドドドドド
ドバッ
パリンとお面が割れた
まあいい…俺の首は硬い!どんな剣士も負かしたんだからな‼︎
頑なに守られていた首は刃で飛ばされ、断面から灰化していった
ああ…兄ちゃん…御免よ
10分後
怖く震えた最終選別も時の流れは早く進む
藤の花が見えた先には終わりを告げる試練
私たちは生き残れた
彼の言葉の様に__。
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最終選別終わった〜♪
あ、表紙変えます!今までのはイラスト集に貼っ付けとくので勝手に使ってもおけですよ!(フリー素材みたいな)
初めて1600字超えた!って事で乙朱雀!スクロールもお疲れです!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。