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第3話

はるまき🌏 さん request 2

ステージ前に座ると徐々に心拍数があがる。


しんどい。


息がし辛い。


女の子たちの悲鳴と
GENERATIONS from EXILE TRIBE
の文字が相まって本当にここで出会えるんだって思うとボルテージがあがる。

サエコ
サエコ
やっぱりすごいね〜ジェネ
あなた

あたりまえじゃん、今や日本を代表するボーカルダンス集団だん





急に。





あなた

お腹、痛くなってきた

サエコ
サエコ
は?トイレ行く?着いていこうか?
あなた

い、いいよ、我慢する

サエコ
サエコ
え〜大丈夫なの、?
あなた

うん、とりあえずは、ね

そうこうしているうちに、ライトが消え会場のボルテージが一気にあがる。



何百人という女の子たちの悲鳴が重なってお腹にズンってくる。


ステージ前、ステージ前。





サエコ
サエコ
ねえ、大丈夫?

サエコの問い掛けが重なるように滑らかな歌声が聞こえ始める。





お腹痛いのと会場の悲鳴と緊張してるのと、三重奏がわたしの身体を刺激する。





















────────王子様。



顔を上げるとそこには、わたしがずっと追いかけて追いかけて、絶対手に入らないんだろうなって分かっていても、ファンであり続けようって決めた王子様が立っていた。
踊っていた。目の前で。







あなた

天使の舞い?

サエコ
サエコ
はっ!?



後ろに見えるのは三途の川なのか。


お腹がズキンズキンとうねりはじめる。



待って待って待って────っ。