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第5話

はるまき🌏 さん request 4
あなた

お腹が痛い!
限界!



ライブが終わり、席順に退場させようとするスタッフに反してサエコが事情を話してくれて先にアリーナから出る。





ちょっと名残惜しいけど、カバンの中には
王子様にもらったタオルがあった。




サエコ
サエコ
待ってるね、外で


トイレの中で独り言いうのは私だけかもしれない。



そんなことはどうでも良くて。




あなた

お腹痛くなかったらもっと楽しめたけど、お腹痛くなかったら王子様からタオルはもらえなかった

サエコからもらった腹痛に効く薬を飲んで一息つく。
あなた

目の前に……いたんだ




目を閉じると、さっきまで見ていた景色。


笑いかけてくれる王子様たち。


輝いてた。








トイレからでるとあまり人がいなくなっていて。


















だからこそ、前から歩いてくる人物が誰なのか直ぐにわかった。





そしてその人物が笑顔でわたしの方近寄ってくることも。












片寄涼太
良かった!まだ残ってた!
あなた

……か、か、ええ?

片寄涼太
ライブ中、ずっと体調悪そうで、無理やり出てきちゃった

ピッカピカの笑顔をわたしだけのために。


あなた

ちょ、っと、脳が、あの、追いつか、え、?



目の前にいるのは紛れもない王子様で。

さっきまで踊っていた人物で。

わたしにタオル投げてくれた人で。

ずっと手を伸ばしても届かないところにいた人物で。













────────────え?これって現実?






視界が揺らいで記憶が飛んだ。