🥟side
教室でぼーっと過ごすとあっという間に授業が終わっていって昼休みのチャイムが鳴る
あぁ⋯空き教室行かなきゃ
B4の少し小さめなキャンバスと色鉛筆、弁当を持ってそそくさと教室を出る
自分でもよく分からない
嫌なら行かなきゃいい話なのに
嫌じゃない?
考えながら歩いていると、昨日と同じ声
鼓動が早くなる
息が苦しい
嫌だ、来ないで
──離れてっ!
口調がいつもと全く違う
喋り方は標準語なんだけど、微妙に釜山味を感じる
少し怖くなって、声を掛ける
呆気にとられていると
いつもの表情に戻ったイエナが振り返った
イエナはなんでこんなに俺の事を守ろうとするのか
まだ知り合って1週間も経っていないのに
なんで、こんなに優しくするんだろう
昨日と同じ席に座って、弁当を広げる
イエナは隣に座った
今日は程よく雲が広がっていて、あまり日差しは強くない
見ると、1時間ある昼休みはあと30分
弁当食べて、少し輪郭をなぞって終わりかな⋯
そういえば、したこと無かったかな⋯?
あんまり人と関わるのが得意じゃないからな
笑うと目が糸のように細くなる
えくぼもできて
少し、可愛らしいかも
2人だけの教室は少し楽しかった
近畿にお住みの方で、関西弁違う!ってなった方、申し訳ないです🙇♀️
釜山弁は関西弁に近いとのこと
一時期大阪に住んでいましたが、話している言葉が標準語に近かったので分からず⋯
雰囲気で読んでくれると嬉しいです⋯💦
では、あんにょん!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!