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2021/06/17

第23話

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ついこの間まで居ったのに、もう久しぶりな感じがする。





小「 やっぱり大阪ええなぁっ 」





新幹線から降りて伸びをする望の横で、
緊張と不安で表情が強ばる俺。





小「濵ちゃん行くでっ」






望の声で我に返る。
人の波に揉まれながら改札口を抜けて、
やっとの事で息が吸えるようになる。




濵「…よしっ、望、俺頑張る。」

小「 え?あぁ、うん、」





望に決意表明を述べてから、あのカフェへの道を
まるで、吸い取られるかのように歩いて行く。




だんだん景色がお店に近づいてくると、隠していた緊張がまた顔を出し始めてしまう。






大丈夫や俺。落ち着け。







何度もそう言い聞かせるけど、収まるどころか気持ちが悪くなってくる。



ライブでもこんな緊張せんのに…



でも、雪沢さんはそれくらい特別なんや。





緊張と葛藤している内にお店の前まで来てしまった。





小「なんか、お洒落な感じなんやな、
なんで早く連れてきてくれんかってんっ」


濵「望うるさいもん、」


小「 はぁっ!?俺うるさないしっ 」


濵「ちょ、そういうとこやって 」





ふと店内に目をやると、大きな声を出した望に
吃驚したようにこちらを見ていた彼女と目が合った。






濵「 …あっ、」




その目は瞬時に逸らされてしまい、彼女は業務に
徹底しているようだった。





小「 濵ちゃん、勝負やでこれ。」




ええか、と一息置いてから望は続ける。





小「 これはストレートに勝負しても勝てへんねん、作戦を立てな。で、俺、いい作戦思いついてるから濵ちゃんは、それに乗ってな、」





絶対いけるから、と妙な自信な望と
神妙な面持ちの俺。



俺も望くらい自信持てたらな、きっと今頃は
こんな悩んでることも無いやろうに。




また俺の悪い所や。







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