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濵「望、何勝手なこと言ってんねん、誤解されたらどうすんねんっ」
ええねんそれで、と余裕そうな望。
全然ええ事ないやろ。
小「え、濵ちゃんに女がおるんっ、って意識し出すやろそれ目的。」
いやいやいやいや、あれじゃならんやろ。
ずっと向こう向いてたし。
小「ちなみにこれで終わりやないからな?」
濵「え?」
小「濵ちゃん今日泊まるとこないからな?」
突然告られる衝撃の事実。
濵「え、望の実家泊まらせてくれるんちゃうの 」
小「最初はその予定やったよ?でもなんかちゃうねん。」
あなたちゃんの家泊まりに行きなさい、と
命令口調の望。
濵「あなたちゃんって…無理に決まってるやろ!?なんで下の名前で呼んでんねんっ」
小「え?名札見て可愛ええ名前やなと思って 」
ま、とにかく夜もう一回カフェ行くからな、
と言って大阪観光を始める望。
なあ、望。
俺ついて行かれへんお前に。
俺が古い人間なんか?
お前が最先端行きすぎなんか?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。