第8話

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2020/12/11 23:05





ウトウトとしかけたところに、1件のメッセージ。


あ、風雅くんだ、
風雅
今日の珈琲、店長のより美味いって
皆言うてた



今日の珈琲って…あの、珈琲のこと、?
みんなって…ことは…


あの電話主さんも飲んでくれたってことやんな!
それにお友達も飲んでくれてるってこと!!


絶対に店長には言えないけど、
めちゃくちゃ嬉しい…!!
あなた

ありがとう🥺風雅くんもいつも配達してくれてありがとう🙇🏻‍♀️🙇🏻‍♀️



絵文字の少ないメッセージの風雅くん。
文面だけだと気持ちがよく分からないこともあるけど
結構優しいし、ツンデレなんだよね、笑


と思いながら風雅くんに返信して、
ソファーで寝ちゃう前にベッドに入ることに
した。


あっという間に夢の中。



___________



『 おはようございますっ 』



丸「 昨日あの後雨強なってたみたいやけど
大丈夫やった? 」



『 私は強くなる前に家に着いたので、
大丈夫でした! 』



風「 俺もちょっと濡れたけど、」



丸「 ああ、それなら良かった、」



ちゃんと私達の心配もしてくれている店長。
ただのふざけたおじさんじゃないんよ、笑


昨日の男の人も強くなる前に帰れたんかな
折りたたみ傘やったから、そんな強度ないし
ちゃんとお家まで帰れてるといいんやけど、


風「 いらっしゃいませ 」


今日もまた忙しくなりそうだな、

すっかり忘れていたいつもの時間。



Prrrrrr.... Prrrrrr....


丸「 あなたちゃん、電話とってもらえる〜? 」



『 はいっ、』


_


濵「 あ、もしもし〜 」



『 こんにちは、マルちゃんカフェです、』



濵「 いつものホットコーヒー7つお願いします 」



いつもの時間いつもの注文。
それだけなのになんでこんなにときめくんだろう



『 かしこまりました、ホットコーヒーが7つ
ですね〜 』



濵「 なんだか今日は忙しそうですね 」



『 そうですか、笑 』



濵「 …あのっ、」



『 はい、? 』


それから少し沈黙が出来て、
すぅーっと息を吸う音が聞こえたと思ったら、



濵「 今度お店に遊びに行ってもいいですか? 」



なんて謎のアポ



『 許可なんて取らなくてもいつでも
遊びに来てください笑 お待ちしてますね笑 』



濵「 そう…ですよね、笑 俺何言うてんねやろ笑
それじゃ、今度お店行きます 」


『 はいっ、待ってます笑 』




いやでも、待てよ。これは、初対面ってことやんな。


ついについに会うわけやんな。


まって、めちゃくちゃ緊張してきた。
まって、どうしよう。
いつ来るか聞くの忘れたし、
とりあえずいつか来る。どうしよう、、




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