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ウトウトとしかけたところに、1件のメッセージ。
あ、風雅くんだ、
今日の珈琲って…あの、珈琲のこと、?
みんなって…ことは…
あの電話主さんも飲んでくれたってことやんな!
それにお友達も飲んでくれてるってこと!!
絶対に店長には言えないけど、
めちゃくちゃ嬉しい…!!
絵文字の少ないメッセージの風雅くん。
文面だけだと気持ちがよく分からないこともあるけど
結構優しいし、ツンデレなんだよね、笑
と思いながら風雅くんに返信して、
ソファーで寝ちゃう前にベッドに入ることに
した。
あっという間に夢の中。
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『 おはようございますっ 』
丸「 昨日あの後雨強なってたみたいやけど
大丈夫やった? 」
『 私は強くなる前に家に着いたので、
大丈夫でした! 』
風「 俺もちょっと濡れたけど、」
丸「 ああ、それなら良かった、」
ちゃんと私達の心配もしてくれている店長。
ただのふざけたおじさんじゃないんよ、笑
昨日の男の人も強くなる前に帰れたんかな
折りたたみ傘やったから、そんな強度ないし
ちゃんとお家まで帰れてるといいんやけど、
風「 いらっしゃいませ 」
今日もまた忙しくなりそうだな、
すっかり忘れていたいつもの時間。
Prrrrrr.... Prrrrrr....
丸「 あなたちゃん、電話とってもらえる〜? 」
『 はいっ、』
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濵「 あ、もしもし〜 」
『 こんにちは、マルちゃんカフェです、』
濵「 いつものホットコーヒー7つお願いします 」
いつもの時間いつもの注文。
それだけなのになんでこんなにときめくんだろう
『 かしこまりました、ホットコーヒーが7つ
ですね〜 』
濵「 なんだか今日は忙しそうですね 」
『 そうですか、笑 』
濵「 …あのっ、」
『 はい、? 』
それから少し沈黙が出来て、
すぅーっと息を吸う音が聞こえたと思ったら、
濵「 今度お店に遊びに行ってもいいですか? 」
なんて謎のアポ
『 許可なんて取らなくてもいつでも
遊びに来てください笑 お待ちしてますね笑 』
濵「 そう…ですよね、笑 俺何言うてんねやろ笑
それじゃ、今度お店行きます 」
『 はいっ、待ってます笑 』
いやでも、待てよ。これは、初対面ってことやんな。
ついについに会うわけやんな。
まって、めちゃくちゃ緊張してきた。
まって、どうしよう。
いつ来るか聞くの忘れたし、
とりあえずいつか来る。どうしよう、、
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。