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2021/06/12

第19話

.☕️





それから数日


珈琲7つの注文がかかってくることは無かった。







多分彼らが大阪に居ないからだろう。




彼が芸能人だと気づいてから、色々考えた。




きっと彼のファンの方の中にも、シンプルな
"恋"をしている方もいるだろうし、





普通に"推し"として、見てる方もいるんだろう。






だったら、私も"推し"にしちゃえば、
何も苦しいことなんかないんじゃない?






彼は私の"推し"






自分に言い聞かせるように、何度も頭を駆け巡らせた。





彼とのトーク画面はあの日から変わってない。



何も変わってない。






風「 あなたちゃん? 」


丸「 なんや体調悪いんか? 」






そうやってなんだかんだ隣にいる風雅くんに、
私の事をいつも気にかけてくれる店長に、


私は毎日支えられてたんだな。





風「 何、急に笑って、気持ち悪い 」


『 ううん、なんでもない、へへっ』




なにそれと、得意の苦笑い。






じゃなくて、風雅くんなりの微笑み。





俺も手伝う、とシンクに山積みになっている
食器類を手に取って水に濡らす。





ありがとう、と呟けば、ん、と頭上から聞こえる。




『 大きくなったね 』


風「 ん? 」


『 身長、ここに来た時こんなだったのに 』




指でごまくらいのサイズを作ってみせる





風「 そんなわけないやろ 」




ははっ、と声を出して笑う風雅くん。




『 笑った 』


風「 え? 」


『 風雅くん、ずっと笑わへんから 』







風「 …ずるいそういうの 」





ボソッと低い声で呟いた声は私まで届かなかった。



聞き返そうとするも、お客さんに呼ばれてしまって



風雅くんがそっちに向かった。