照side
本当は春菜が殺人者の娘、俺の娘じゃないってこと
さっき話した通り魔の娘なんだ...
そいつは逮捕された時に俺に言った
「娘がいるんだ殺人者の娘だってバレたら」
「いじめられたりするだから育てて欲しい」
最初は馬鹿げてるって思った
なんで俺が育てないといけないんだって
しかも俺がまだ20歳の時
直ぐに決めらんなくて
春菜が7歳か8歳のころ
春菜あの頃ほんと泣き虫で
人見知りだし
でもいつも俺んとこにきては
ごめんなさいって謝ってた
でもある日春菜は
記憶喪失になった
別に事故ったとかじゃなくて
気づいたらホントの親忘れて
俺がホントの親だと思ってた
だから決めたんだ...なりきるって
俺がホントの親だと、思わせるって...
でも最近、思うんだ...
ほんとに言わなくていいのかって...
分からなくなったから俺は母さんのとこに来た
母さんは見えなくなったけど
絶対いるって思ってる、
声が喋れなくても
姿が見えなくても
近くにいるって
見守ってくれてるって
そう、思ってる
え?...
こいつ...何言ってんだよ
投稿遅くなってすみません!
ハート7つで投稿予定です!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。