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第10話

だぁ~だから(藤→北→玉→北side)
343
2020/07/16 03:20


そのころ俺達は、北山を救うべく敵陣へ乗り込もうとしていた。

藤ヶ谷
行くよワタ
河合
おう
藤ヶ谷
お前じゃない俺はワタに言ったんだ
河合
いいじゃんか別に
二階堂
俺だっているぞ
横尾
はいはい分かったってばニカ、ははっ


向かうは俺とワタ、二階堂に五関それと郁人の5人

五関
二手に分かれよう
横尾
その方がいいね
河合
捕まるんじゃないぞ
藤ヶ谷
お前もな、ふっ


が、何故だかそこは人っ子一人いなく俺らは何だか気が抜けしてしまい。

二階堂
どういうこと?
横尾
みんな何処へ行ってしまったんだろ?


そのとき反対側から、2つの人影が「気をつけろ」そう構えたら。

小山
おや?そこにいるのは横尾ちゃん


(えっ、声を掛けてきた見知らぬ男…ワタの知り合い)

横尾
小山!?
藤ヶ谷
誰?
横尾
小山慶一郎、近所に住んでいたダチさ
藤ヶ谷
俺、初めて会うよな
小山
引っ越したんだ中学へ入る前に
横尾
学年1つ上だし


(ふ~ん、そうなんだ)

小山
こいつはシゲ
加藤
どうも加藤シゲアキっていいます
横尾
どこかで聞いたことが、ああっ
藤ヶ谷
なに、どうかした!?
横尾
あの小説家の?
二階堂
はっ?高校生でか
横尾
最近話題になっている学生小説家だよ


(へぇ~凄いやつなんだな)

横尾
ところで
小山
警察チームの連中なら、ここには
いないよ
藤ヶ谷
どこへ行った?
加藤
姫?とかいう生徒を捜しに
あっちの方へ


(中等部の校舎じゃん!?)

小山
なんでも、かなりすばしっこいらしく手を焼いているみたい
加藤
1度は見失ったらしいし
二階堂
やるじゃんミツ


「だな、ふっ」それを聞き、ちょっとホッとする。

横尾
小山はここで何をしているの?
二階堂
ゲームに参加しなくてもいいのか
加藤
興味ないし、なっ?
小山
そっ、俺達には関係ない


(なるほど、こういう奴らもいるんだ)

それから暫く歩くと何やら騒いでいる連中が向かって来て。

千賀
放せ、放せってば
宮田
千ちゃん諦めな、もう捕まっちゃったんだから
千賀
冗談じゃない、どうしてお前なんかに


(あはっ、捕獲されちゃったんだ御愁傷様~)

千賀
あいつタマってやつは何処へ
行ったんだよ
宮田
タマなら姫を追い中等部の校舎へ
行ったよ
藤ヶ谷
なに!


が、それを聞いた途端に俺は思わず宮田とか呼ばれているやつの胸ぐらを掴み食らいついていて。

宮田
うわっ、なにイキなり驚いたな
も~う
藤ヶ谷
その話し詳しく聞かせろ
二階堂
それより俺らがそっちへ行った方が
早いんじゃない?ガヤ
横尾
そうだねニカの言う通り
千賀
あんたら誰?


俺達は北山と一緒にいたという千賀健永に話を聞いた。

横尾
じゃミツは
千賀
途中で見失っちゃったし今は何処に
いるのか分からないけど


(でも、まだ誰にも捕まっていないんだな)

横尾
はぐれたのはいつ?何処で
千賀
今から少し前、中等部と高等部の
境目あたり
横尾
あそこは確か図書室があるんだよね
千賀
そう


(頼む、このまま逃げ切ってくれ)

二階堂
もしかしたら、そこにミツが?
横尾
かもしれないな太輔、ニカ急ごう
藤ヶ谷
あぁ
二階堂
おう
千賀
よっしゃあ
宮田
えっ!?


どさくさに紛れ健永が俺の隣に来て言った次の瞬間に宮田が、掴んでいた腕をグイッと引っ張り。

千賀
うわっ、なんだよ宮田!?俺も一緒に
行くぅ~
宮田
千ちゃんはこっち
千賀
どうして?行きたい行きたいよ~


(駄々っ子か?お前、ふっ)

宮田
忘れちゃった俺に捕まって人質に
なったんだよ
千賀
忘れた、あはっ
宮田
千ちゃん!
千賀
ちぇっ、ダメか


(あははっ、お茶目なやつ)

それから、北山とはぐれたという場所まで来てみたんだけれど。

二階堂
ミツ、ここからどっちの方角へ
行ったのかな?


(判断を間違えると反って離れてしまう可能性が高い
ここは慎重にいかないと)

塚田
だから、あの姫は会長や副会長も
狙っている
玉森
それがどうしたっていうんだよ?


そこへ今度は見たことがある二人連れがやって来て「あいつは確か、あのときにすれ違った」

塚田
競い合う気?二人と
玉森
それもいいかもしれないな
楽しそうじゃん
塚田
玉森、はぁ…
玉森
ってかさ最強のライバルはあの二人
じゃないし
塚田
えっ


そう言うとチラッと、こっちを見て。

玉森
藤ヶ谷太輔、そんな名前だったかな?ふっ


(あいつ、俺のことを知っているんだ!?)

横尾
ねぇ、そこの君


するとワタが、タマってやつに声をかけ。

横尾
名前、なんていうの?


(えっ、どういうつもり!?ワタ)

玉森
誰?お前
横尾
横尾渉、俺達と同じ1年だよね
玉森
そうだけど
横尾
教えてくれる?名前
玉森
玉森…裕太


(なるほど、だからタマっていうのか)

塚田
つうか敵チームに気軽に声をかけて
油断していると捕まえちゃうよ
藤ヶ谷
捕まえてみれば、ふっ
横尾
太輔!
玉森
さっきのあいつ千賀…健永だっけか?
間抜けなやつだったよな


と、今度は突然そんなことを言い。

塚田
だよねぇ~俺が追い掛けたら自分から宮っちの腕の中へ飛び込んじゃったんだから


(あぁ~ははっ、なんか分かる気がする)

玉森
‥‥‥
藤ヶ谷
なに?
玉森
俺は絶対に負けない
藤ヶ谷
ふっ、受けて立つよ正々堂々とね


(思った通り俺と好みも一緒らしい)

二階堂
わっ、なに?この二人ライバル宣言!?だったら俺も
玉森
お前は眼中にない
二階堂
なっ、ワッターこいつ俺のことバカにしたぁ~
横尾
そうじゃないよ挨拶、ねっ?


(はっ?渉、大丈夫か頭)

横尾
それより、そろそろ行こう太輔
藤ヶ谷
あぁ


しかし何処か寂しげな瞳が気に掛かる、その場を
後にしながらも。







・北山side
亀梨
じゃ行こうか
北山
行くって何処へです?


これは偶然というより奇跡だったんだ、まさか先輩が味方だったなんて。

亀梨
着いてくれば分かるよ、ふっ


必死で逃げ惑う中、気がつけば一緒にいた千賀や
トッツーともはぐれてしまい。

北山
でも、どうして俺を?


思い付きで向かった図書室、そこで最強の助っ人に出会えるだなんて。

亀梨
特に意味はない、しいて言うなら
北山
んっ?
亀梨
自分のクラスが泥棒に割り当てられた
それだけかな
北山
はっ?


(たったそれだけの理由で、俺を助けてくれたなんて感動もんだ)

亀梨
着いたよ


そこは部室みたいな所で「なんだこれ舞台の小道具か何かか?」よく見ると衣装やカツラ、背景なんかもあり。

北山
へぇ~中等部にしてはいろいろ
揃ってるじゃん
そりゃそうさ


そのとき誰かの声がして、ギクッと身体が強張る「大丈夫だよ」って亀梨先輩、俺の肩に手を置き。

この学校の演劇部は優秀なんだ
.
心配しなくても俺達は君の敵ではない


(じゃなに?中学生にしては、声が大人っぽいし…)「先生ですか」そう聞くと。

急に敬語にならなくてもいいって
ははっ…


振り返ると結構なイケメンさんが二人、立っていて

こんにちは
北山
あの…
.
君が今年1番人気の姫だね?
北山
俺は姫なんかじゃね男だ
くくくっ、いいねぇ~気に入った
北山
へっ?


「つうか、この人達はいったい?」そう疑問に思っていると。

亀梨
じゃ、後は宜しくお願いします


亀梨先輩は去って行ってしまい「えっ、ちょ待って置いてかないで!せんぱ~い」

北山
あははっ


内心は焦りながらも笑って誤魔化す。

俺の名は滝沢秀明
.
今井翼、宜しく
滝沢
俺たち桜台高校の卒業生なんだ
北山
つうことは先輩!?
滝沢
今年は創立20周年だから
OBも参加していいって言われた
んだけど
北山
じょ、冗談じゃない
えっ
北山
ただでさえ、わんさかいるのに
これ以上はご免だ
滝沢
あははっ


(何が可笑しいんだ俺、変なこと言った?)

滝沢
ほ~んと可愛い名前、なんていうの?
北山
かっ、かわ…
あれあれ顔が真っ赤だよ
北山
お…とこに‥可愛い…だ‥なんて…さ
滝沢
男だろうが女だろうが可愛いものは
可愛い、違う?


(ヤバい、なんか調子が狂う、この人に可愛いと言われても俺、嫌じゃないし)

今どき珍しくピュアな子だね
滝沢
翼も気に入っちゃったんだ
お持ち帰りしたいくらい
北山
だっ、ダメだってば
滝沢
好きな人でもいるの


そう聞かれ藤ヶ谷の顔が脳裏に浮かんだ…

(ハッ、違うって彼奴のことなんか意識してね、俺は、のっ…ノーマルなんだからよ)

どうやら王子さまがいるみたい
滝沢
それは残念
どうする?
滝沢
送り届けてあげますか
北山
へっ?


それから、二人に連れられ向かった先には。

北山
トッツー!?
戸塚
無事だったんだ北山
橋本
誰?
戸塚
北山宏光、今年No.1の姫さ


(だぁ~だから俺は)

橋本
No.1はトッツーじゃん
戸塚
それはハッシーの中での事でしょ
橋本
そうだけど
北山
こいつは?
戸塚
橋本良亮、俺の従兄弟
北山
ふーん
戸塚
で、もう1人ここにいるのが
渡辺
渡辺翔太 っていいます宜しく
お願いします
北山
おっ、おう


(中等部のやつらか)

滝沢
翔太
渡辺
はい
滝沢
他の皆は?
渡辺
今、来ます


(えっ、まだいるの!?)

すると、わいわいガヤガヤ賑やかな連中がやって
来て佐久間に宮館、阿部に岩本、それと深澤とか
いう奴らが演劇部の後輩なんだと滝沢先輩は言った。

滝沢
こいつを味方の所へ連れて行ってやりたいんだが協力してくれる?
佐久間
いいですよ
岩本
構わないですけど、どうやって?
滝沢
そうだなぁ
北山
んっ?


ニヤッと意味深に笑う先輩…(嫌な予感がする)
数分後━

戸塚
可愛い~北山
北山
ちょ、なんでセーラー服なんかあるんだよ勘弁してくれ


俺は女子高生の格好をさせられ、ご丁寧にカツラ
まで被り。

宮舘
演劇部ですから
深澤
女装とか必要でしょ?ここ男子校だし
北山
はあっ?
阿部
似合ってます凄く


(誉められても、ぜ~んぜん嬉しくない)

滝沢
よし行こう
北山
マジで!?この格好で
かえって目立つ気がするけど
滝沢
いいのいいの


複雑な心境のまま、歩き始め「あっ、あいつ」すれ違ったのはタマって生徒、ジーっと俺のことを見つめ…(なに?なんなんで)

塚田
ねぇ玉森、みんな自分たちの場所へ
帰っているよ


それと金髪男も…

玉森
ちょっと待った、そこの軍団


いきなり声をかけられ全員の足がピタッと止まる。




・玉森side

(怪しい絶対に変だ中学生の中に大人が二人)

滝沢
俺達に何か用?


(どうして固まって歩いているんだろ)

塚田
あれ?もしかしてOBの方ですか
玉森
塚ちゃん知っているの?
塚田
何年か前の生徒会長と副会長さん
ですよね
ご名答、ふっ


(この二人が!?)

俺たち高等部に行きたいんだけど
玉森
どうしてです
滝沢
自分の母校へ行くのに理由が必要?


「でも」っと、中等部の連中へ目を向けると。

滝沢
彼らだって来年には進級する特に問題はないんじゃない


そう言われ「確かに、でもなんか上手く言いくるめられているような気がするな」そう思っているうち可笑しな集団は去って行き入れ替わりに。

おっかしいなぁ~どこへ行って
もうたんやろ?
大倉
ん?なんや、あのけったいな連中は


(あっ、生徒会長と副会長、それに)

玉森
どうかしたんですか?
上田
カメの従兄弟のタマじゃん
実は姫がいなくなってもうたんや
玉森
えっ
大倉
こっちへ来たのは確かなんやけどな
上田
さっき、すれ違ったのって中等部の
演劇部だよね
玉森
演…劇部?


(ハッ、まさか!?)

玉森
あぁーっ
なんやねんイキなり


気がついたときには、既に後ろ姿は見えなくなっていて。

玉森
やられた
上田
何が?
玉森
あの中にいたんだ、きっと
なんやて!?


思わず追いかけようとした会長を「やめとき」っと副会長が止めに入る。

なんでや?今なら間に合うかも
しれへんやん
大倉
無駄や相手が相手やし今回はお預けにしとこ次の機会を狙った方がええ


滝沢秀明、今井翼

会長と副会長でありながら全校生徒公認のラブラブなカップルだったと聞く自分たちがそうだったからか二人が生徒会を担っていた時だけ歓迎会や、その他の行事のとき相手の気持ちを無視しての気持ちの押しつけや強引なやり方は一切禁止していたらしい

(ふ~ん、まっ学校生活は始まったばかり機会はいくらでもある奪われたら奪い返せばいいだけの事)

こうして新入生歓迎会は終わりを告げる…

玉森
な~んだ収穫はチンパンジーだけか
千賀
悪かったな俺だって好き好んで捕まったわけじゃねぇや
宮田
拗ねない拗ねない
千賀
はっ?
塚田
以外と可愛いし


(待っていろよ必ず捕まえてやるから、絶対に諦めやしない絶対)




・北山side

(ゾクッ、うわっ…)

いきなり背中に悪寒が走り抜け同時に嫌な予感がし俺は身体を震わす「あいつだ、あいつが来た」

滝沢
どうかした?
北山
いや別に
滝沢、向こうからまた誰かが
やって来るよ
滝沢
んっ?


その声に顔を上げると案の定そこには藤ケ谷と横尾さんの姿が。

北山
わわっ、ヤバい


思わず声を上げたとたん!

横尾
ミツ!?今、ミツの声が聞こえた


(げっ、こんな姿みられたくはない)

藤ヶ谷
北山、どこだ?何処にいるぅーー


どんどん近づいてくる距離、焦る俺、冷や汗がタラタラと額に流れ俯き加減で歩いていたら。

滝沢
はは~ん、あれが君の王子か
北山
はっ?どっちのことを言っているんで
もちろん
滝沢
あのドヤ顔で叫んでいる黒い方だろ
北山
ちっ、ちげぇ俺は藤ケ谷のことなんか
滝沢
ふーん藤ケ谷っていうんだ?ふっ
北山
ど、どっ、どうして名前を
今、自分で言ったじゃん
北山
んなことは
滝沢
こりゃ、かなりの重症だな
どうする?
滝沢
そうだなぁ


(うわっ、また怪しい笑みを浮かべロクなことを考えていね、きっと)

滝沢
もういいぞ、みんな
渡辺
えっ、そうですか
岩本
じゃ


「ちょっと待ってくれおい」その言葉に突然ガードを崩す演劇部の連中。

北山
へっ?えぇーっ


当然のごとく俺の姿は露わとなり、それを見た横尾さんが。

横尾
ミツ?ミツだよね、どうしたの?
その格好
藤ヶ谷
北山?
北山
あはっ、あははっ、はずい、ハズい


慌てて滝沢先輩の後ろへと顔を伏せ隠れる。

藤ヶ谷
おい、どういうこと説明しろ


怒鳴る藤ケ谷に「こういうことだよ」ふっと先輩は笑みを浮かべ俺の身体を引き寄せると腰に手を回し

滝沢
この姫は今日から俺のもの
藤ヶ谷
はあっ?
横尾
捕まっちゃったのミツ
北山
あ…いや


(なんでこうなる?)

藤ヶ谷
ふざけんじゃね絶対に渡さない
滝沢
勝負する?
滝沢、冗談はやめにしな相手は
後輩くんだよ
横尾
冗…談?


「今のうちに」ダッと、その場から逃亡を謀り。

深澤
あっ、逃げた
阿部
まるで佐久間みたい
佐久間
俺?
宮舘
小動物ってこと
渡辺
あははっ


ダダダダダッ、ダダダダダッ、追いかけっこは続く何処までも。

藤ヶ谷
待てぇー北山あぁ


(嫌だ、お前にだけは絶対に捕まらない)

横尾
ゲームの趣旨、ずれてない?
滝沢
あはっ


(それでも)

二階堂
うわっ、ミツ!?ガヤ
五関
あいつら何をやっているんだよ
河合
さぁ鬼ごっこじゃね?キャハハ


そして逃げ込んだ校舎の裏にある納屋の中。

藤ヶ谷
北山!
北山
わっ


グイッと掴まれた腕が痛い。

北山
放せ放せってば、あっ


が、そのまま強く引き寄せられ抱きしめられ。

北山
なっ
藤ヶ谷
良かった良っ…くっ‥誰にも
捕まらなくて
北山
ふじ…


クイッと、いきなり顎を持ち上げられてチュッと
重なった唇。

北山
ふっ‥あ‥よせ…ぁ‥ふんっ


振り解こうとした瞬間にニュルっと咥内へ舌が侵入し「だから、やめろってば」

北山
んんっ…ふわっ‥ん…ぁ


トックン、トックン、藤ヶ谷の心臓の音が聞こえる。

北山
っ…はぁ‥ハァハァ
藤ヶ谷
北山、ふっ
北山
んっ、ビクン


何度も何回もキスをされ自分の心臓も高鳴りを増し

北山
ぁ…ん‥あ…はっ


「どうして?なんで俺は、こんなにもドキドキしているんで?」気がつけばその背中へ手を回し、しがみつき。(あったけ、お前…めっちゃ‥温か…い)

やっと唇が解放されたときには見つめる瞳に全身の血が逆流したかの如くカァーッと熱くなるのを感じた。

横尾
太輔、ミツ二人とも何処にいるのーー


(あっ、横尾さん…だ)

藤ヶ谷
行こう北山、ワタが呼んでいる
北山
お、おう
藤ヶ谷
ここだよワタ~


差し出された手を握りしめ外へと出る。

横尾
もう歓迎会、終わっちゃったよ
藤ヶ谷
そっ、ふっ
北山
‥‥‥
横尾
どうかした?ミツ
北山
あ…んで、どっちが勝ったんで?
横尾
勝ち負けなんてないさ、これはね


"いってみれば合コンみたいなものなんだから"
(さっきのあれ一体なんだったんだろう)

横尾
ミツ、聞いてる?
北山
あ、あぁ
横尾
ほら戻るよ教室に


それから何故だか藤ヶ谷は機嫌が良くて、暫くの間それは続き俺の頭の中では益々ハテナが飛びかう事になる。

そして今日も1日が過ぎていく賑やかな連中に囲まれながら…