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第16話

なに?この状況(北→藤→北山side)
466
2020/07/25 04:05
店長
へぇ~可愛い子だね
玉森
ダメだよ店長
店長
分かっているって


(この人が店長?)

こんな大きな店を仕切っている人には思えないくらい若そうに見える。

北山
あのぉ…タマのこと
店長
本当はいけないんだけどね
家庭の事情を聞いて


(それでOKしたってわけか?なるほどね)

店長
うちは月に何度か同伴しなければならない決まり事があって
北山
どう…はん?
玉森
今日のミツみたいに一緒に店へ
来ることを言うんだよ
北山
ふーん


が、未成年のタマにそれは難しく。

玉森
時々、亀梨くんや内くん大倉くんが
北山
はあっ?お前あいつらと
どういう関係だよ
.
こいつはカメの親戚や


と、そのとき聞き覚えのある声がし現れたのは。

北山
わっ、出た
亀梨
裕太どういうつもりで姫を
ここへ連れて来た?
玉森
それ…は


大倉忠義、それと亀梨和也。

大倉
分かっとるやろ学校に知られたら
玉森
俺、本当の自分をミツに知ってて欲しかったんだ


(本当の…自分?)

亀梨
だからってな


タマの本気度、それがどこから来るものなのか俺には分からなかったけれど「この日の姿を言葉をちゃんと受け止めてあげなければ」そう思ったのと反面に。

亀梨
ねぇ姫、こんど来るときは俺と
同伴しない?
北山
はっ?寄るな
玉森
ダメだよミツは俺が目をつけたんだ
手を出したらダメ
大倉
それは無理な話や俺らかて
気にいっとるし
玉森
大倉く~ん


(やっぱ俺…)

北山
も~やだ近づくな触るなバカ帰るうぅ
玉森
ミツ


そんな俺達を狂気な目で見つめている黒い影があったことに俺はまだ気づかずにいた恐怖の存在がもう1人この場にいたって事を、それが後になって自分を戦慄させることになろうとは思いもせずに。




・藤ヶ谷side

その頃、俺は北山がそんな店へ連れて行かれてるとは知らず。

藤ヶ谷
えっ、出かけてる?
玉森裕太くんっていったかしら
藤ヶ谷
なっ


(あいつ、さっそく連れ出したんだ)

約束しているとか言ってね
藤ヶ谷
そう…です‥か


(チッ、二人して何処へ行ったんだよ…ったく)

藤ヶ谷
分かりました、また来ます
ごめんなさい太輔くん
藤ヶ谷
いえ、ふっ


バタンと扉を閉めた、その直後に思い出す…
(そういえば、この間)

藤ヶ谷
タマを見かけた?どこで
横尾
繁華街の…


ワタが見かけたというその場所は、その手の連中が集まって来ることでも有名で「そんな所へ連れてくわけないよな?」そう思いはしたけれど嫌な予感が脳裏を過ぎる。

なにソワソワしているの?太輔
藤ヶ谷
別に


夜になると、不安は益々募っていき居ても立ってもいられなくなり。

藤ヶ谷
俺、ちょっと出て来るわ
えっ、こんな時間から何処へ行くの?ちょ、太輔


ガチャ、バタン!母さんの問い掛けに答えもせず、家から飛び出した。

横尾
確か裕太が曲がった路地の先には


「クラブYummy」言ってみれば男性客を相手にするホストクラブみたいな店「高校生が、入れるわけがない」頭の中ではそう思いながらも気になって仕方なく、しかし店の前まで来ても自分が中へ入るわけにもいかず。

藤ヶ谷
参ったな


途方にくれていた、その時ガチャっと扉が開き出て来たのは。

玉森
有り難うございましたぁ


(たっ、タマ!?)

藤ヶ谷
おまっ
玉森
やばっ、ガヤだ
藤ヶ谷
こんな所で何をやっているんだよ
玉森
あ、ん~その…


驚いたのなんの、ホストみたいな格好をし。

玉森
取り合えず、ここじゃなんだし
中へ入ってくれる
藤ヶ谷
いいのか?
玉森
仕方ないじゃん、ふっ


苦笑いするタマ、たがもっと驚いたのは。

.
いや可愛いねぇ
北山
可愛い言うな
.
どうして?
北山
俺は男だカッコいいって言え
.
あはっ、面白い子だなぁ


(なっ、北山!?)

藤ヶ谷
何をやっているんだよ
北山
げっ、藤ヶ谷!?
玉森
ごめんバレちゃった
藤ヶ谷
お前ら、チッ


そこで初めて俺はタマの家の事情を知る事となる「だからと言って…」

藤ヶ谷
帰るぞ
北山
でもタマが
藤ヶ谷
もう遅い、おばさんが心配する
玉森
ミツ俺のことは気にしなくていいから


(こんな所へ連れて来ていい理由にはならない)

玉森
今日はありがと一緒にいてくれて
嬉しかったよ
北山
でへっ
藤ヶ谷
デレてるんじゃない


グイッと、その腕を強く引っ張り。

北山
痛い痛いってば藤ヶ谷、そんな乱暴にしなくたっていいじゃん


(こいつマジで俺の気持ち、ちっとも分かってないな腹が立つくらい)

藤ヶ谷
いいか、あそこは男が好きな野郎が
行く店でお前が行く所じゃないんだ
北山
んっ?意味が分かんね


(はぁ~ダメだ…こりゃ)

藤ヶ谷
とにかく二度と行くな分かったな
北山
タマに誘われても?
藤ヶ谷
ダメなものは駄目
北山
ケチ
藤ヶ谷
はっ?


後日ワタにその話をしたら「ミツにとっては、意味不明だったんだろうね」そう言って笑ってた。

藤ヶ谷
とにかくワタからも言って
横尾
裕太に?
藤ヶ谷
そう


(分かっている、分かっているけど)

二階堂
みーつ、タマとデートしたんだって?俺ともしてよ


(もし変なやつに目をつけられでもしたら)

北山
ニカは俺をどこへ連れて行って
くれるんだ?タマはな
藤ヶ谷
なんの話をしてるのかな?
に・か・い・どう
二階堂
げっ、ガヤ!?


しかし、それは現実のものとしてこのあと。

藤ヶ谷
待てぇ~ニカあぁ、ダダダダダッ
二階堂
うわぁ、ガヤ恐い~助けてワッター、ダダダッ


あいつの身に降りかかって来ることになる。

横尾
やれやれ、はぁ…
戸塚
相変わらず賑やかだね
河合
いいぞ~太輔、もっとやれ
五関
郁人、けしかけるんじゃないよ


が、俺達は少しずつ大人の階段を昇って行く、それは誰もが通る道で悩み苦しみ時には辛いこともあるだろ。けれど、それでも人は前へ突き進むしかない明日へと繋いでく為に。

(ひろ、お前も一緒に昇らないか俺と心も身体も1つになって、その日が来るのを信じ待っているから、いつか必ず)




・北山side

あれから…あの日以来、俺は。

亀梨
してあげれる事といったら
同伴くらいだからな
北山
…っ、先‥輩


最初は好きにはなれなかった桜台高校の生徒会が。

なんやかんやゆうても俺ら高校生やし
大倉
金銭的な援助はできへんから


自分の中で、気持ちが変化して行き。

なんや?不思議そうな顔をし


(きゃ~きゃ~きゃ~きゃ~騒がれ二枚目を見せびらかし鼻につく連中だと思っていたのによ)

大倉
俺らかて、あいつのこと可愛い
おもおてんやで


自分たちの立場を抜きにし力になろうとしている姿に共感を覚え徐々に見る目が変わりつつあったんだ
そして…

北山
今度の土曜日もか
玉森
うん、ダメ?
北山
同伴は月1すればよかったんじゃ
ないの
玉森
それが


タマが言うに、あのあと客から客へ噂が飛び交い…その場にいなかった連中まで。

玉森
ぜひミツに会ってみたいってさ
北山
へっ?
玉森
店長が売り上げにも繋がるし来て
もらえたらって


タマのホストとしての格も上がり順位は上昇、つまり収入がUPして。

(こいつんちの家計も、少しは楽になるってわけか…だったら俺だって生徒会の連中に負けてはいられないなタマのためにしてあげれる事はやってあげたい)

北山
分かった藤ケ谷には内緒な
玉森
ガヤ?
北山
あいつ煩くてよ、また行ったのが
バレでもしたら今度こそ


(ただじゃ済まされない)

玉森
だね、んふふっ、分かった
Thank Youミツ


そんなことから週末の土曜日、俺はまたタマに連れられて「ちょ、ちょーと待った意味わかんねぇ」

店長
お待たせしました、ひろ子ちゃんです


(だからって、どうして俺が女装させられなければ
ならないんだよ?)

北山
タマ!
玉森
ごめん歓迎会のとき凄く可愛かったって話したら
北山
はあっ?


(冗談じゃない、ロリータファッションっていうの?フリフリの淡いピンクのワンピに、ご丁寧にレースなんかも付いていやがる)

頭にはロングの鬘を被せられこれまたワンピと同じ色合いのリボンを付け、もちろんレースもセットで挙げ句、化粧までさせられて白い靴下に女物の赤い靴。(あり得ない…)

.
うぉ~まるで天使ちゃんみたい
.
キュンキュンしちゃう


(はっ?なに訳の分からないことを言ってやがんで)

.
生足にチラリと見える胸元が、これ
また堪らない
.
凄くエロい舐め回したいくらい


(寄るなエロじじぃ~人のことジロジロと見ているんじゃね)

.
肌はすべすべツルツルしていて
本当に男の子?


(俺は正真正銘のってこら、どさくさに紛れ触っているんじゃね、この鼻血やろう!も~みんな変態じゃんキモすぎて鳥肌が立ち若干引く)

店長
しかしマジで可愛い、同じ男とは
思えないな
北山
それ文句か?


「店長まで…」はぁ~と俺は溜め息を溢す。

玉森
ミツ、誉めているんだよ
北山
どこが?俺からしてみればタマの方が絶対に似合うし可愛いと思う
玉森
ダメだよ俺は身長があるし
北山
んだとぉ~喧嘩を売ってんの?お前
玉森
あははっ
店長
まぁまぁ、じゃあこうしよう
2人
んっ?


そんな俺達に店長が出した提案が、これまたとんでもない事で。

店長
裕太が花婿さんになり、ここで結婚式をあげちゃうなんてのはどう
北山
はあっ?
玉森
いいねぇ~それ大賛成
北山
冗談じゃね、そんな事したら二度と
来ねぇからな
玉森
ちぇっ、ガッカリ


しかし、俺は重要なことを忘れていたんだ。

玉森
ところでミツ
北山
ん?なによ
玉森
この間…


ここには藤ケ谷に負けず劣らず、自分にとって恐怖な存在がいたってことに。

.
宏光?
北山
えっ


賑わっている中、タマの言葉を遮るようにし聞こえてきた懐かしくも聞き慣れた声。振り返ると…

北山
まっ、松兄!?


店の入り口にあった写真で見たまんまの松兄が俺の隣へとやって来て前髪はカッコよく上げられオールバック、スーツを着込んでいる姿はまさに男前、でも表情は殺意を剥き出しにしたようにも見え恐怖を感じる。

松岡
やっぱり宏光だ
北山
ぁ…‥
松岡
先週の土曜、見かけた時はまさかとは思ったけど


(あのときも店にいたんだ)

松岡
どうしてこんな所に?
北山
…‥ぅ
松岡
怒るよ
北山
へっ?


なんつう格好をしているんだと松兄に怒られる俺。

北山
…‥ぁ、いや
松岡
俺以外に見せたらダメじゃんこのバカ


(ばっ、バカあぁ?)

しかも物凄い言われようで、急なことに返す言葉が見つからず、なんだか知らないが若干説教を受けているし松兄の圧に自然に強ばり肩が竦む。

「えぇ~改めて紹介します」

この人「松岡昌宏」は俺と二人きりのときは物凄く優しいけれど誰かと一緒にいるとめちゃくちゃ怖くなる人で生態は未だ不明、理解不能というキーワードが当てはまります。

(俺も、言っててよく分からねぇや)

玉森
…あ、松岡さん俺がミツをここへ
連れて来ました俺たち同級生で
松岡
悪いけど俺は宏光と話をしているんだ黙っててくれない


すると、松兄は割って入ってきたタマをドスのきいた声で睨みつけ。

玉森
怖い顔、でも引かないよ
北山
タマ
玉森
だってミツのこと大好きなんだもん


(ちょ、おい)

玉森
親戚だかなんだか知らないけどさミツは貴方の持ち物じゃないでしょ


そう言い怪しく微笑みながら俺の肩に手を回すタマ「だから渡さない」と…(こいつ、松兄を相手に度胸ある)

絵で描かれていたら、きっと二人の間にバチバチと火花が散っている事だろう、ふとそんなふうに思えるほど強いガンの飛ばし合いをしている二人。

「なに?この状況」誰も望んでいない展開に戸惑ってしまう俺…(勘弁してくれ正直言って今すぐこの場から立ち去りたい)

しかしタマのことを思えばそうも行かず、どうすべきかを考える取り合えず、これ以上は松兄を刺激してはならないと俺の肩に回していたタマの手を振りほどき少し距離をとったら離れたのにまた近寄って来るタマ「はぁ~マジでか」

そんな俺達を見て松兄の眉がピクリと動き更に恐怖を覚え…(やばっ)

玉森
そう言えば


タマが、何かを思い出したように口を開く。

玉森
ミツ、子供の作り方を亀梨くんが聞いたとき親戚の兄ちゃんに教えてもらったって言ったらしいけど
北山
えっ
玉森
もしかして、それ松岡さん?


タマはニヤニヤしながらそう聞いてよ「あぁ、あのときの?」俺は保健室で亀梨先輩に絡まれたときのことを思い出す。

北山
そうだけど、それがどうかした?


と、ニヤリとタマが口角を上げ…(つうか、なんで俺に今そんなことを聞いたんで?)

玉森
マジで?あはっ、松岡さんミツに
何を教えてんの
北山
タマ?


「ぷぷぷっ」とバカにしたような笑い声をあげ松兄に言うタマ、松兄の顔を見るとオデコに血管が浮き出ていてこれは相当怒っている証拠「なんか分からないけど俺、知ぃ~らないっと」フイっと顔を逸らす。

松岡
宏光は純粋で無垢だから、すぐに人を信じてしまう誰にも汚されたくはなかったんだ
玉森
それで理科の授業みたいなことを教えたってわけか
松岡
別にお前には関係ない、それより宏光をこっちへよこせ
玉森
それは無理、俺だってミツと仲良くなれるまで必死で頑張ったんだ譲りはしないよ


ひそひそと、二人は何かを話しているが「どうでもいいけど俺、腹減った」

北山
あぁ~肉が食べたい
玉森
店長、肉だって~
北山
へっ?


タマが店長にそう言ったとたん「はいは~い」と返事が聞こえ…(どういうこと?)