やまとくんの彼女のお話。
〜やまとくんside〜
俺には世界でいちばん可愛い彼女がいます。
『うあああああああぁぁぁぁぁああああ』
今のが彼女です。
や「あなた〜、おいで?」
彼女、生理らしいです
かわいそうに
や「あなたお腹痛い?」
『いたぁぃ、、、』
や「薬飲んだの?」
『切らしてたから飲めてないの、、、』
や「あぁ、俺買ってくるから待ってて?」
や「他に欲しいもの、ない?」
『、、、あ、』
『ナプキンもうないや』
や「おっけー買ってくるね」
や「お腹冷やさないようにして待っててね」
『、、うん』
あなたのタイプは 王子様みたいな人 だから俺は動揺なんてしない
いつも優しく、冷静に振る舞う
だから今日も、スマートにタオルケットをかけて、
当たり前かのようにキスをしてから家を出る
バタンッ
『はぁぁぁぁぁ、、』
『難しいおつかい頼まれた、、』
まぁ薬局行けばなんとかなるっしょ
〜no-side〜
薬局に到着したやまとくん
や「薬は、、これか」
や「あとはナプキン、、、」
やまとくん、ナプキンのコーナーに行ったものの
や「うわぁ、やっぱり種類多、」
何を買えばいいのか悩みに悩んだやまとくん
悩んだ末に出した答えは
Google先生に聞くことでした
や「、、、、羽付き、、!」
や「、、、、多い日の昼用、、!」
や「よし!これだ!」
や「間違いない!!」
ちょっとだけゼリーとかあなたちゃんが食べられそうなものも買ってレジへ
店員「こちらのレジどうぞ〜🙌」
や「こ、これお願いします」
顔が赤いやまとくん
店員「ふふっ、、、彼女さんにですか?☺️」
や「っ、、、はい笑」
店員「優しい彼氏さんですね🥰」
店員「腰も痛かったりすると思うので、さすってあげてくださいね」
や「わかりました、ありがとうございます」
無事帰宅
や「ただいま〜」
『スー、スー、』
静かに寝息を立てて眠るあなたちゃん
その布団に潜るやまとくん
や「はぁ、かわいい」
見つめ続けるやまとくん
眠気が訪れたようで、
あなたちゃんを抱きしめたままその日はずっと眠ってたんだとか
生理の日に尽くしてくれる優しい彼氏でした🥰
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。